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お名前.com デスクトップクラウド不正アクセス:ドメインやレンタルサーバーは対象?

Convika Team読了目安: 18 分

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目次

情報は 2026 年 10 月 27 日 12 時 19 分(日本時間)時点です。GMO インターネットグループの重要なお知らせの一覧で、いちばん新しいのは第 9 報(10 月 27 日 11 時 59 分時点)でした。12 時より後に出た報告は、12 時 19 分の時点ではありません。GMO は続報を出し続けているので、最新は GMO の重要なお知らせの一覧で確かめてください。

GMO インターネットがこれまでに出した第 1 報〜第 9 報は、不正アクセスの対象を「お名前.com デスクトップクラウド(全プラン)」としていて、お名前.com のドメインやレンタルサーバーが影響を受けたかどうかには触れていません。デスクトップクラウドを使っていないなら、どの報告にも「対象」とは書かれていない、というのが 12 時 19 分時点の答えです。

デスクトップクラウドは Windows のデスクトップ環境を貸すサービスで、GMO の報告は、そこで証券会社や FX 会社の取引ツール(MT4/MT5 など)を使っている人へのお願いが中心です。GMO は 10 月 21 日 4 時から全プランのサーバーを止めていて、10 月 24 日の第 4 報で「お客様の情報が外部に持ち出された事実を確認」したと書きました。この記事では、報告ごとの経緯、ドメインやレンタルサーバーの利用者が知りたいこと、デスクトップクラウドの利用者が今すること、補償を、GMO の文面と確認した時刻つきで並べます。

結論:ドメインやレンタルサーバーは対象か

第 2 報と第 3 報は、影響範囲を「対象サービス:お名前.com デスクトップクラウド(全プラン)」と書いています。第 1 報が止めたサーバーも「お名前.com デスクトップクラウド 全プラン」です。第 1 報〜第 9 報のどれも、ほかのサービスについて、影響があるとも、ないとも書いていません。

使っているサービスGMO の報告に書いてあること出典
お名前.com デスクトップクラウド対象。「影響の可能性があるサーバー:26,739件」。サーバー内に保存していた情報が影響範囲に入る第 2 報・第 3 報
お名前.com のドメイン第 1 報〜第 9 報に記載なし第 1 報〜第 9 報
お名前.com レンタルサーバー(ベーシック・RS プラン・AI ホームページパック)第 1 報〜第 9 報に記載なし。10 月 21 日からのメンテナンスと機能の一時停止は、別のお知らせで「いずれも本件(PHP の脆弱性)への対応として実施しているもの」と説明PHP の脆弱性への対応のお知らせ
共用サーバー GS第 1 報〜第 9 報に記載なし。コントロールパネルを予防措置として止めたお知らせで「当サービスにおける不正アクセス等の被害は確認されておりません」共用サーバー GS のお知らせ
クレジットカード情報「お客様の決済情報(クレジットカード情報を含みます)を本サービスのサーバー上で保有しておりません」第 3 報

GMO の報告に書いていないことは「影響がない」という意味ではなく、GMO がまだ何も言っていない、という意味です。ドメインやレンタルサーバーの扱いが変われば、GMO の一覧に新しい報告が出ます。

ドメインやレンタルサーバーを使っている場合

お名前.com のお知らせの一覧には、10 月 21 日から、デスクトップクラウドの報告と並んで、レンタルサーバーの緊急メンテナンスや機能の一時停止が並んでいます。それぞれのお知らせが書いている理由は次のとおりです。

  • レンタルサーバーの緊急メンテナンスと、ファイルマネージャー・phpMyAdmin・Web メールの一時停止: 10 月 22 日のお知らせ「PHPの脆弱性への弊社対応について」が、10 月 21 日以降の緊急メンテナンスと機能の停止は「いずれも本件への対応として実施しているもの」と書いています。本件とは、10 月 21 日に PHP の開発元が修正版を出した PHP 本体の脆弱性のことで、PHP の脆弱性(PHP2Shell)の記事にまとめています。その後の対応は、プランによって違います。
    • ベーシック・RS プラン・AI ホームページパック: 10 月 22 日 20 時 45 分時点で、5.6.40 から 8.5.11 まで提供中のすべての PHP のバージョンにパッチを適用し、「お客様ご自身でPHPバージョンの変更等をしていただく必要はございません」と書いています。画面に出るバージョンの番号は変わらないことがある、とも書いています。
    • 共用サーバー SD・お名前メール・ホームページエディター: 10 月 23 日 22 時 15 分の更新で、PHP 7.4 と 8.4 にパッチを適用し、7.3 以下は緩和策をとったうえで「7.4以上のバージョンへの変更を推奨いたします」と書いています。Web メールとファイルマネージャーは、一部のホスト名でまだ対応中としています(10 月 27 日 12 時 18 分に読んだときも、この更新のままでした)。7.3 以下を使っているなら、PHP 8.2 のサポート終了の記事にある PHP のサポート期間の表と、バージョンの調べ方・切り替え方が使えます。
  • 共用サーバー GS のコントロールパネルの停止(10 月 25 日 11 時から): 理由は「昨今のインターネットサービスを標的としたサイバー攻撃の状況を踏まえ」た予防措置で、「当サービスにおける不正アクセス等の被害は確認されておりません」と書いています。Web サイトの表示、メールの送受信、データベースは使えるままです。10 月 27 日 12 時 18 分の時点で、再開のお知らせは出ていません。
  • お名前.com 全サービスの「お申込み関連のお手続き全般」のメンテナンス(10 月 24 日 13 時 40 分から。12 時 18 分の時点でも終了は「未定」): 手続きが「瞬断となる可能性」があるとだけ書いていて、理由は書いていません。手続きが終わらなかったら、メンテナンスのあとでやり直すよう案内しています。

GMO のお願い(端末のスキャン、FX 口座のパスワード変更など)は、デスクトップクラウドの利用者に宛てたものです。第 8 報と第 9 報の、12 時の予告に備えて PC の電源を落とすお願いも同じです。ドメインやレンタルサーバーだけの利用者へのお願いは、10 月 27 日 12 時 19 分時点で出ていません。ただ、お名前.com のログインに使っているパスワードをほかのサービスでも使い回しているなら、変えておくのは今日できる手当てです。

何が起きたか:報告ごとの経緯

報告GMO が示した時点主な内容
第 1 報(お名前.com のお知らせ)10 月 21 日 4 時10 月 20 日に一部のサーバーで不正なプログラムの設置を確認。影響の可能性のあるサーバーは 26,739 件。10 月 21 日 4 時から全プランのサーバーを順次停止。この時点では個人情報の漏えいや悪用の事実は「確認されておりません」
第 2 報10 月 22 日 16 時 59 分サーバー上の取引ツールのログイン情報などが取得され、不正に使われた可能性。取引口座での不正な操作の報告。パスワードの変更は「本サービスのサーバー以外の端末から」。10 月 22 日に警察に相談
第 3 報10 月 23 日 16 時 10 分パスワードを変えたあとも、事業者によっては接続中のセッションが残り「第三者が継続的に取引できる場合があります」。全セッションの切断を依頼。26,739 件は「不正アクセスまたは情報取得が確認された件数ではありません」
第 4 報10 月 24 日 11 時 50 分「お客様の情報が外部に持ち出された事実を確認」。お見舞金一律 5,000 円、不正取引による損失の補償、代替サービスの 6 か月無償提供。攻撃者とみられる者から金銭の要求と、応じなければ情報を公開するとの連絡があったことを初めて公表(第 7 報の経緯では、約 80 億円を求める脅迫メールは 10 月 21 日に届いている)。要求には応じない。能動的サイバー防御の適用を政府に要請
第 5 報10 月 24 日(時刻の記載なし)端末のフルスキャンとバックアップのお願い。第 3 報のパスワード変更とセッション切断を繰り返し依頼
代表ブログのお知らせ10 月 25 日グループ代表の熊谷正寿氏のブログ公開を案内
第 6 報10 月 26 日 21 時お願いを 4 点にまとめ直し(下の手順)。調査のための端末の貸し出しは任意
第 7 報10 月 26 日 23 時 10 分攻撃者とみられる者から「10月27日(火)12:00に、お客様の情報の公開とランサムウェア攻撃を行うとの予告」を受けていると公表。預かった端末の解析を開始。要求(約 80 億円)には応じない
第 8 報10 月 27 日 9 時 58 分(10 時 56 分に追記・訂正)端末の解析を続けている。トレンドマイクロなどのセキュリティ企業や AI 企業から協力の申し出。「12時に予告されている攻撃に備え」た新しいお願いとして、「10月27日(火)12:00になる前に」バックアップを取り、ネットワークを切断して電源を落とし、PC につながっているコードを抜く
第 9 報10 月 27 日 11 時 59 分「10月27日11:59時点で、解析を終えた端末からは、マルウェア(ランサムウェア含む)は確認されておりません」。ただし「すべてのお客様の端末の安全を確認したものではありません」。ランサムウェアの被害に遭った人には、確認のうえ同等の性能の新しい PC を提供。第 8 報のお願いを繰り返す

第 7 報は、10 月 27 日 0 時 20 分に、端末調査への協力を呼びかけた日付を「10月23日」から「10月25日」に訂正しています。第 9 報の経緯の欄は、第 9 報を「11:52」としていますが、本文の時点は「11:59時点」です。この記事は本文の時点で書いています。

デスクトップクラウドを使っている人は対象か

GMO の報告では、デスクトップクラウドの全プランが対象です。影響の可能性があるのは「サーバー内に保存されていた情報(取引ツール等に保存されたお取引口座のログイン情報等を含みます)」で、第 3 報は「お客様ご自身がサーバー内に保存された情報は、影響範囲に含まれます」と書いています。

サーバーにつないでいた自分の PC やスマートフォンも、GMO はお願いの対象にしています。第 6 報は、デスクトップクラウドに「接続をされたお客様の端末(PC・スマートフォン等)」のフルスキャンを求め、第 4 報は攻撃者の脅しの中身として「本サービスに接続したお客様のPCに関する情報の不正公開と、ランサムウェア攻撃の実行」を挙げています。預かった端末の解析について、第 9 報は「解析を終えた端末からは、マルウェア(ランサムウェア含む)は確認されておりません」と書き、同時に「解析は現在も続けており、すべてのお客様の端末の安全を確認したものではありません」と書いています(10 月 27 日 11 時 59 分時点)。

GMO がお願いしている 4 つのこと

いちばん新しい第 9 報(10 月 27 日 11 時 59 分時点)は、「12時に予告されている攻撃に備え」たお願いを 4 点に並べています。第 8 報で加わった 3 番目以外は、第 6 報(10 月 26 日 21 時時点)のお願いと同じで、詳しい中身は第 6 報が書いています。アカウントの操作は「別の安全な端末から」行うよう書いています(第 3 報・第 5 報は「FX取引に使用していない端末」)。

1. つないでいた端末をフルスキャンする

デスクトップクラウドに接続した PC やスマートフォンを、ウイルス対策ソフトで「フル(完全)スキャン」します。GMO は「クイックスキャン等ではなくフルスキャン」と念を押しています(第 6 報)。

2. 大事なデータをネットワークから切り離してバックアップする

写真や文書など必要なデータを、ネットワークから切り離した状態で外付けのハードディスクなどに写します(第 6 報)。第 3 報は、バックアップしたファイルの扱いにも「十分ご注意ください」と書いています。

3. PC のネットワークを切り、電源を落とす

第 8 報と第 9 報のお願いは「10月27日(火)12:00になる前に、バックアップを取得したうえで、ネットワークを切断、電源を落とし、PCにつながっているコードを抜いてください」です。12 時を過ぎたあとにどうするかを書いた報告は、10 月 27 日 12 時 19 分の時点では出ていません。電源を入れ直す前に、スマートフォンなど別の端末で GMO の一覧の続報を確かめてください。

4. アカウントを守る

別の安全な端末から、公式サイトを開いて操作します。メールや SMS のリンクは使いません(第 6 報)。

  • 取引先のマイページか窓口で、全端末・全セッションをログアウトする。パスワードを変えただけでは接続が残ることがある(第 3 報)
  • FX・証券・メール・Google などのパスワードを変える
  • 多要素認証を有効にする
  • 心当たりのない連携アプリ・転送設定・拡張機能・登録端末を消す
  • 点検が終わるまで、ブラウザの同期をオンにしない

取引口座の履歴と残高を確かめ、身に覚えのない取引があれば、まず取引先の事業者に連絡してください(第 3 報)。

第 6 報は、これとは別に、調査への協力(任意)もお願いしています。不正な操作があった可能性のある利用者のうち、協力できる人から、接続に使っていた PC を借りて調べるもので、借りる前に、調査の範囲やデータの扱い、返却の方法を書いた確認書が届きます。第 9 報によると、協力した人の端末は「今後も到着予定」です。

ランサムウェアの被害に遭ったら、GMO の窓口に申し出てください。第 9 報は、被害の状況を確かめたうえで「被害に遭われたPCと同等の性能の新しいPC」を提供すると書いています。

補償とお見舞金

第 4 報(10 月 24 日 11 時 50 分時点)の内容です。第 9 報までに、この内容を変えた報告はありません(10 月 27 日 12 時 19 分時点)。ランサムウェアの被害に遭った PC の代わりの提供は、第 9 報で加わりました(上の「GMO がお願いしている 4 つのこと」の最後)。

項目GMO の文面案内の期限
お見舞金「本サービスを現在ご利用されているすべてのお客様に対し、金銭的被害の有無にかかわらず、お見舞金として一律5,000円」連絡方法・手続き・支払時期を 10 月 30 日 23 時 59 分までにメールで
不正取引による損失の補償GMO が不正アクセスによる不正取引と認めた取引で実現した損失(差損と手数料など)。市場の変動による損失、得られたはずの利益、間接的な損害は対象外。取引所などから返金があれば、その残額を GMO が払う申請方法・必要書類・受付期間・支払時期を 11 月 6 日までに公式サイトとメールで
代替サービス現行のシステム基盤はそのまま再開せず、独立したクラウド基盤の代替サービスへの乗り換えを案内。乗り換え後 6 か月無償。同意なく移行はしない提供開始時期、申し込み方法、移行しない場合の契約と料金を 10 月 30 日 23 時 59 分までにメールで

補償の申請では、本人確認書類や、GMO が取引履歴を見るための閲覧専用パスワード(MT4/MT5 などの閲覧専用パスワード)を出してもらうことがあり、手順は別に案内すると書いています。それ以外のパスワードや暗証番号を GMO が尋ねることはない、とも書いています。

GMO を名乗る電話やメールに注意

第 6 報〜第 9 報は、同じ注意を載せています。「当社がパスワードや認証コードをお尋ねすることはありません。「被害金を取り戻す」など費用を求める連絡には応じないでください。」

第 3 報は、補償や返金を装う連絡と、不審なサイトにも注意を促しています。不正アクセスをした第三者を名乗るメールやメッセージが届いても、URL やファイルを開かず、返信もしないでください(第 3 報・第 5 報)。

GMO の窓口は次の 2 つです(第 9 報)。

よくある質問

お名前.com でドメインを持っているだけですが、対象ですか?

GMO の第 1 報〜第 9 報は、対象を「お名前.com デスクトップクラウド(全プラン)」としていて、ドメインには触れていません(10 月 27 日 12 時 19 分時点)。影響がないと書いているわけでもないので、GMO の一覧で続報を確かめてください。

お名前.com レンタルサーバーも不正アクセスを受けたのですか?

GMO の報告には書かれていません。10 月 21 日からのレンタルサーバーの緊急メンテナンスとファイルマネージャーなどの一時停止について、お名前.com は PHP の脆弱性への対応だと説明しています。

サイトやメールは止まっていますか?

デスクトップクラウドは 10 月 21 日 4 時から全プランが止まっていて、第 9 報まで再開の知らせはありません。レンタルサーバーは、PHP の脆弱性への対応のお知らせで、Web サイトの表示とメールの送受信は「通常どおりご利用いただけます」と書いています。共用サーバー GS は、コントロールパネルだけを止めていて、Web サイトの表示、メール、データベースは使えるままです(どれも 10 月 27 日 12 時 18 分に確認)。

デスクトップクラウドはいつ再開しますか?

第 4 報で、GMO は不正アクセスを受けた現行のシステム基盤を「そのまま再開することはせず」、独立したクラウド基盤の代替サービスへの乗り換えを案内するとしています。提供開始の時期は、10 月 30 日 23 時 59 分までにメールで知らせると書いています。

お見舞金の 5,000 円はどう受け取りますか?

対象は「本サービスを現在ご利用されているすべてのお客様」で、損失の補償とは別に払われます。連絡方法、受け取りの手続き、支払時期は、10 月 30 日 23 時 59 分までに登録のメールアドレスに届きます(第 4 報)。

予告の 10 月 27 日 12 時を過ぎて、GMO は何と言っていますか?

12 時 19 分の時点で、12 時より後に出た GMO の報告はありません。いちばん新しい第 9 報は 11 時 59 分時点のもので、予告を受けていると書いたうえで、PC の電源を落とすお願いと、解析を終えた端末からはマルウェアが「確認されておりません」ことを伝えています。情報が公開されたかどうかについて、GMO の 12 時 19 分時点の報告は触れていません。第 4 報は、攻撃者が「当社やお客様に関する情報と称するもの」を公開する可能性があり、その中には「事実と異なる内容が含まれるおそれ」があるとして、正式なお知らせは GMO の重要なお知らせのページなどで出すと書いています。

GMO から電話がかかってきました。パスワードを伝えていいですか?

伝えないでください。GMO は「当社がパスワードや認証コードをお尋ねすることはありません」と書いています。費用を求める「被害金を取り戻す」といった連絡にも応じないよう求めています。例外は、損失の補償を申請するときに GMO が別に案内する MT4/MT5 などの閲覧専用パスワードだけです(補償とお見舞金)。

出典

確かめた時刻は、どれも 2026 年 10 月 27 日の日本時間です。

更新の記録

  • 2026 年 10 月 27 日: 公開。出典は 10 月 27 日 3 時 24 分〜3 時 42 分と、12 時 17 分〜12 時 19 分(日本時間)に読んだものです。公開前に、12 時の予告の前に出た第 8 報(9 時 58 分時点)と第 9 報(11 時 59 分時点)を加えました。

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