Cloudflare Pages は無料で使える? お問い合わせフォームの付け方

結論

無料で使えます。ただし、お問い合わせフォームの送信内容を受け取る機能はありません。Cloudflare Pages の無料プランでは、静的なファイルへのアクセスが無料で無制限、独自ドメインも 1 プロジェクトに 100 個までつなげられますが、フォームは Pages Functions で受け取る処理を自分で書くか(Workers の無料プランと合わせて 1 日 100,000 リクエストまで)、Formspree などのサービスにつなぎます。コードを書かずに付けるなら、同じ HTML を Convika の Free プランで公開して「フォームを追加する」を押せば、送信内容が保存されてメールでも届き、www などのサブドメインも 1 つつなげられます。

フォーム付きのページを無料で公開する

Free プラン: カード登録なし、10 ページまで、フォームは月 50 件まで

Cloudflare Pages に HTML を置けば、ページは無料で公開できます。困るのはその先です。ページに書いたお問い合わせフォームの送信ボタンを押しても、内容はどこにも届きません。Pages には、送信内容を受け取って保存する機能がないからです。

このページでは、無料のプランでどこまで使えるか、フォームを付ける方法、独自ドメインと商用利用を、Cloudflare のドキュメントと規約で 2026 年 10 月 12 日に確かめた内容でまとめます。Cloudflare の料金は米ドル建てです。

無料プランでできること

項目Cloudflare Pages の無料プラン
料金無料
公開先のアドレスプロジェクト名.pages.dev
静的なファイル(HTML や画像)へのアクセス無料で無制限
独自ドメイン1 プロジェクトに 100 個まで
Git からのビルド月 500 回まで。一度に 1 つずつ
ファイル1 サイトに 20,000 個まで(ドラッグで置く場合は 1,000 個まで)、1 ファイル 25 MiB まで
Pages FunctionsWorkers の無料プランと合わせて 1 日 100,000 リクエストまで
送信内容を保存するフォームなし
アクセス解析Web Analytics(無料)
ページに入る Cloudflare の表示なし

Pages の上限は Cloudflare のドキュメントの「Limits」にまとまっています。お問い合わせフォームの送信を受け取る処理を書くと、この表の Pages Functions の枠で動きます。

無料枠と制限

静的なファイルは無制限

Pages Functions の料金のドキュメントには「On both free and paid plans, requests to static assets are free and unlimited.」とあります。無料のプランでも、HTML、CSS、画像のような静的なファイルへのアクセスには上限も料金もありません。ページ 1 枚を公開するだけなら、アクセスが増えても上限で止まることはありません。

ビルドとファイルの数

GitHub などのリポジトリとつないで公開する場合、push のたびにビルドされ、無料のプランでは月 500 回まで、一度に 1 つずつです。リポジトリを使わずに、HTML を入れたフォルダか zip をドラッグして置くこともできます(直接アップロードのドキュメント)。サイトに置けるファイルは 20,000 個まで(ドラッグで置く場合は 1,000 個まで)、1 ファイルは 25 MiB までです。

Pages Functions は 1 日 100,000 リクエストまで

フォームの送信を受け取るような、サーバー側で動く処理は Pages Functions で書きます。Functions へのリクエストは Workers のリクエストとして数えられ、Workers の上限のドキュメントには「Accounts on the Workers Free plan have a daily request limit of 100,000 requests, resetting at midnight UTC.」とあります。同じアカウントの Workers と合わせて 1 日 100,000 リクエストまでで、リセットは UTC の午前 0 時、日本時間では午前 9 時です。

上限を広げるには、Workers Paid に切り替えます。Workers の料金のドキュメントによると、1 アカウントにつき最低月 5 ドルです。

なお、Cloudflare の Pages のドキュメントは、新しく作るなら Workers を使うよう勧めています(「Start new projects with Workers.」)。Pages のプロジェクトは今も作れます。

お問い合わせフォームは付けられる?

Pages にフォームの機能はありません。Cloudflare のチュートリアル「Create a HTML form」は、HTML のフォームを置いたところで「However, there is currently no request handler at the /api/submit address.」と書き、受け取る処理を Pages Functions で書く手順に進みます。チュートリアルの Function は送信内容を読んで返すところまでで、保存はしません。

付ける方法は 4 つあります。

方法用意するもの送信内容が届く先無料の範囲
Pages Functions を自分で書くfunctions/ に受け取る処理と、D1 や KV などの保存先自分のコードが保存した場所1 日 100,000 リクエスト。D1 は 1 日 100,000 行の書き込み
Static Forms プラグインフォームに data-static-form-name を付け、送信を受け取る処理を書く自分のコードが保存した場所。プラグインは保存しないFunctions と同じ
Formspreeフォームの action に Formspree の URL を入れるFormspree の管理画面。送信のたびにメールが届く月 50 件まで。送信内容が残るのは 30 日間
Convika で公開するHTML をアップロードして「フォームを追加する」を押すConvika の管理画面。1 件ごとにメールが届き、CSV で書き出せる月 50 件まで表示。超えた送信も保存され、Pro で見られる

Static Forms プラグインのドキュメントには「The Static Forms Pages Plugin intercepts all form submissions made which have the data-static-form-name attribute set.」とあり、プラグインが送信を受け止めたあと、KV に保存するといった処理は自分で書きます。Formspree は、Cloudflare 自身のチュートリアル「Add an HTML form with Formspree」で使われている、フォームの送信を受け取るサービスです。

Functions を使うなら、公開のしかたにも気をつけます。直接アップロードのドキュメントには「Drag and drop deployments made from the Cloudflare dashboard do not currently support compiling a functions folder of Pages Functions.」とあり、管理画面にドラッグで置いたプロジェクトで Functions を公開するには、Wrangler(Cloudflare のコマンドラインのツール)を使います。

Cloudflare の中で完結させたいなら Functions、コードを書かずに済ませたいなら Formspree か Convika です。

Cloudflare のデモで確かめたこと

2026 年 10 月 12 日 11 時 28 分(日本時間)に、2 つのチュートリアルの公開デモを、アカウントなしで開いて HTML を読みました。フォームは送信していません。

  • Functions のデモ(submit.pages.dev): フォームは <form method="POST" action="/api/submit"> で、ページには、送信先は /functions に置いた Workers のコードだと書かれています。/api/submit への OPTIONS のリクエストには 405 が返りました。
  • Formspree のデモ(formspree-example-cloudflare-html.pages.dev): フォームは <form method="POST" action="https://formspree.io/f/…"> で、送信内容は Pages のプロジェクトを通らず、Formspree に直接届きます。

どちらのページにも、Cloudflare のバッジやロゴの表示はありませんでした。

独自ドメイン

無料のプランでも、1 プロジェクトに 100 個までつなげられます。ドメインそのものは、お名前.com などで別に買います。ドメインをつなぐまでのアドレスは プロジェクト名.pages.dev で、これは無料で使えます。

つなぎ方はドメインの種類で変わります(独自ドメインのドキュメント)。

  • www.example.com のようなサブドメイン: ドメインを買ったサービスの DNS 設定に、CNAME レコードを 1 つ追加します。ドキュメントには「If you are deploying to a subdomain, it is not necessary for your site to be a Cloudflare zone.」とあります。
  • example.com のようなルートドメイン: ドメインのネームサーバーを Cloudflare に切り替え、Cloudflare でドメインを管理します。

商用利用

Cloudflare の契約と Pages のドキュメントに、商用利用を禁じる定めはありません。セルフサーブ契約(2025 年 9 月 12 日更新)は、無料のサービスを個人利用に限っていません。Pages を含む Developer Platform の規約には「Unlike most Cloudflare products, the Developer Platform can be used to host content.」とあり、コンテンツを置く使い方を前提にしています。

注意したい条項が 1 つあります。契約の 2.2.1(h) は、禁止する行為の 1 つに次のものを挙げています。

「process or collect personal or business credit card information on any web property that is receiving Free Services」

無料のサービスを使うサイトでは、個人や法人のクレジットカードの情報を処理したり集めたりしてはいけない、という意味です。カード番号を入力させるフォームを置く前に、この条項を読んでください。

もう 1 つ、Cloudflare の料金ページは、Network & CDN の Free プランを「For personal or hobby projects that aren't business-critical.」と紹介しています。個人や趣味のサイト向けという説明で、契約の条項ではありません。

同じ無料でも、Vercel の Hobby プランは個人の非商用に限られます。違いは「Vercel の Hobby プランは商用利用できる?」にまとめています。

コードを書かずにフォームを付ける: Convika

Convika は、ランディングページの公開と運用のためのサービスです。Pages に置くつもりだった HTML をそのままアップロードし、フォームとアクセス解析を、コードを書かずに付けられます。

  • 送信内容を保存するフォーム。 サイト詳細で「フォームを追加する」を押し、項目とボタンの文言を選ぶと、送信内容を保存するフォームがページに入ります。1 件ごとにメールで届き、「CSVエクスポート」で書き出せます。Free プランでは月 50 件まで表示され、50 件を超えた送信も保存されて、Pro で見られます。
  • どこから人が来たかを 90 日分。 訪問数、どのサイトから来たか、UTM ごとの内訳、デバイス、国、ボタンのクリック、フォームの送信数を、タグを貼らずに見られます。
  • 独自ドメインも Free で。 www.example.com のようなサブドメインを 1 つ、CNAME レコードと TXT レコードを追加してつなぎます。SSL 証明書は自動で発行されます。
  • 商用でも Free のまま。 利用規約の第7条で、Free を含むすべてのプランの商用利用を認めています。クライアントのページを公開して、制作の対価を請求することもできます。

管理画面で「HTMLファイルをアップロードする」を押し、.html か .htm のファイル(2 MB まで)を選ぶか、コードを貼り付けます。アップロードに AI クレジットは使いません。Claude・Codex など、お使いの MCP クライアントから公開することもでき、公開したページのアクセス数やフォームの送信内容も、同じクライアントから確かめられます。

Free プランでは 10 ページまで公開でき、ページの下部に小さな「Powered by Convika」の表示が入ります。Pro にすると表示が消え、フォームの上限もなくなります。最初のページを公開すると、Pro をカード登録なしで 14 日間無料で使えます。その後は月 $12 で、続けない場合は Free に戻ります。

登録する前に Convika での見え方を確かめるなら、下のボックスに .html のファイルをドロップするか、コードを貼り付けてください。7 日間有効な非公開のプレビューのリンクができます。ページのスクリプトとフォームは、無料のアカウントで受け取るまで止まっています。

Cloudflare Pages と Convika の比較

プラン料金フォームの送信内容独自ドメインアクセス解析ページに入る表示
Cloudflare Pages の無料プラン無料。Functions は 1 日 100,000 リクエストまで保存する機能はない。Functions を書くか、Formspree などにつなぐ1 プロジェクトに 100 個。ルートドメインはネームサーバーの切り替えが必要Web Analytics(無料)なし
Convika Free0 円保存して、1 件ごとにメールで届く。CSV で書き出せる。月 50 件まで表示(超えた送信も保存し、Pro で表示)www などのサブドメインを 1 つ90 日分。流入元、UTM、デバイス、国、ボタンのクリック下部に小さな「Powered by Convika」
Convika ProPro は月 $12。最初の公開から 14 日間は無料(カード登録なし)上限なしサブドメインを無制限すべての期間なし

目的別の選び方

  • 複数のページやビルドのあるサイトで、サーバー側の処理も書く: Cloudflare Pages。フォームは Pages Functions で受け取り、D1 や KV に保存します。
  • Pages に置いた静的なサイトに、コードを書かずにフォームを付けたい: Formspree などのフォームのサービス。Cloudflare のチュートリアルの手順どおりにつなげます。
  • 1 ページのランディングページで問い合わせを受けて、どこから人が来たかも見たい: Convika の Free プラン。HTML をアップロードして「フォームを追加する」を押すだけです。

よくある質問

Cloudflare Pages は無料で使えますか?

使えます。無料のプランで静的なサイトを公開でき、HTML や画像などの静的なファイルへのアクセスは無料で無制限です。独自ドメインも 1 プロジェクトに 100 個までつなげられ、Cloudflare の表示もページに入りません。お金がかかるのは、Pages Functions のリクエストが無料の範囲を超えて、Workers Paid に切り替えるときなどです。

Cloudflare Pages の無料枠はどれくらいですか?

静的なファイルへのアクセスは無制限です。上限があるのは、Git からのビルドが月 500 回、ファイルが 1 サイト 20,000 個まで(ドラッグで置く場合は 1,000 個まで)、1 ファイル 25 MiB まで、独自ドメインが 1 プロジェクト 100 個まで、Pages Functions が Workers と合わせて 1 日 100,000 リクエストまでです。

Pages Functions の無料枠はどれくらいですか?

Workers の無料プランと合わせて、1 日 100,000 リクエストまでです。Functions へのリクエストは Workers のリクエストとして数えられ、上限は UTC の午前 0 時(日本時間の午前 9 時)にリセットされます。それ以上使うなら、1 アカウントにつき最低月 5 ドルの Workers Paid に切り替えます。

Cloudflare Pages にお問い合わせフォームは付けられますか?

付けられますが、送信内容を受け取る部分は自分で用意します。Pages にフォームの機能はなく、Cloudflare のチュートリアルは、受け取る処理を Pages Functions で書くか、Formspree につなぐ方法を説明しています。コードを書かずに付けるなら、同じ HTML を Convika で公開し、「フォームを追加する」を押せば、送信内容が保存されてメールでも届きます。

フォームの送信内容をメールで受け取れますか?

Pages だけでは受け取れません。Pages Functions でメールを送る処理を書くか、Formspree のように送信のたびにメールが届くサービスにつなぎます。Convika のフォームは、送信内容を保存したうえで、1 件ごとにメールで知らせます。

Cloudflare Pages で独自ドメインは無料で使えますか?

使えます。無料のプランでも、1 プロジェクトに 100 個までつなげられます。ドメインそのものは別に買います。www.example.com のようなサブドメインは CNAME レコードを追加するだけで、example.com のようなルートドメインは、ネームサーバーを Cloudflare に切り替えます。ドメインがないうちは、無料の プロジェクト名.pages.dev で公開されます。

Cloudflare Pages は商用利用できますか?

Cloudflare の契約と Pages のドキュメントに、商用利用を禁じる定めはありません。セルフサーブ契約は無料のサービスを個人利用に限っておらず、禁じているのは、無料のサービスを使うサイトでクレジットカードの情報を処理・収集することです。料金ページは Network & CDN の Free プランを個人や趣味のサイト向けと紹介していますが、これは契約の条項ではありません。Convika は、利用規約の第7条で Free を含むすべてのプランの商用利用を認めています。

コードを書かずに、お問い合わせフォーム付きのページを無料で公開できますか?

できます。Convika の Free プランなら、HTML をアップロードして「フォームを追加する」を押すだけで、送信内容が保存され、1 件ごとにメールで届きます。フォームの送信は月 50 件まで表示され、超えた送信も保存されて、Pro で見られます。www.example.com のようなサブドメインも 1 つつなげられます。

コードを書かずに、送信内容が届くフォームを

Pages に置くつもりの HTML をアップロードして、「フォームを追加する」を押すだけ。送信内容は保存されてメールで届き、どこから人が来たかも同じ画面で見られます。

Free プラン: カード登録なし、10 ページまで、フォームは月 50 件まで