AI で作ったページの問い合わせフォームに、送信内容が届くようにする方法

結論

ChatGPT や Claude が書いたページのフォームには、送信内容の受け取り先がありません。送信のたびにメールで受け取りたいなら、Formspree のようなフォームサービスの URL をフォームに設定するのが早く、無料プランでも月 50 件まで届きます。ページの公開先がまだ決まっていないなら、Convika で公開してフォームを追加すれば、送信内容は管理画面に保存され、CSV で書き出せます(Free プランは月 50 件まで)。ただし、Convika は送信ごとのメール通知はしません。

無料でフォーム付きのページを公開する

Free プラン: カード登録なし、10 ページまで、フォームは月 50 件まで

ChatGPT に作ってもらったお店のページ。問い合わせフォームに名前とメッセージを入れて送信を押すと、「送信しました」と表示される。ところが、メールはどこにも届いていない。AI が書いたフォームでは、よくあることです。このガイドでは、届かない理由と、送信内容をメールで受け取る方法、管理画面に保存して見る方法を比べて説明します。

料金と上限は、2026 年 10 月 4 日に各サービスの公式ページで確認した内容です。

フォームを送っても届かない理由

フォームには、送信内容を受け取る先が必要です。1 枚の HTML を書く AI には送り先のサーバーがないため、たいてい次のどちらかになっています。

  • <form> に action がない、または action="#" になっている。送信を押してもページが読み込み直されるだけです。
  • 送信を止めて、メッセージだけを表示するスクリプトになっている。
<form onsubmit="event.preventDefault(); alert('送信しました。追ってご連絡します。')">
  <input type="email" placeholder="例: name@example.com" required>
  <button>送信する</button>
</form>

画面には「送信しました」と出ますが、内容はどこにも送られていません。また、アドレス欄が file:/// で始まるなら、そのページは自分のパソコンの中のファイルです。ほかの人はフォームを開くことすらできません。

直すには、フォームに受け取り先を設定します。代表的な方法は次の 4 つです。

受け取り方の比較

方法送信内容の保存先メール通知無料で使える範囲ほかに必要なアカウントページの書き換えアクセス解析
FormspreeFormspree の管理画面(Free は 30 日分)送信ごとに届く(2 アドレスまで)月 50 件Formspreeaction を 1 行書き換えるなし
Google フォームの埋め込みフォームの回答、または連携したスプレッドシート通知をオンにすれば届くGoogle は料金や上限を公表していないGoogle埋め込みコードを貼るなし
Netlify FormsNetlify の管理画面通知を設定すれば届く件数の上限なし(月 300 クレジットを使い切るとサイトごと停止)Netlify(ページも Netlify で公開する)属性を 1 つ足して、デプロイし直す過去 24 時間のリクエストログ
ConvikaConvika の管理画面(CSV・JSON で書き出し)なし月 50 件(Pro は上限なし)なし(ページも Convika で公開する)なし訪問数、流入元、デバイス、クリック

選び方の目安です。

  • 送信のたびにメールで受け取りたい: Formspree。公開先はそのままで使えます。
  • 回答をスプレッドシートで管理したい: Google フォーム。
  • ページがまだ公開されていなくて、ページ、送信内容、アクセス数を 1 か所で見たい: Convika。

送信のたびにメールで受け取る: Formspree

Formspree は、フォームの送信内容を受け取り、登録したメールアドレスに転送するサービスです。無料プランは月 50 件まで、フォームの数は無制限、通知先のメールアドレスは 2 つまで、送信履歴は 30 日分です。日本語のヘルプもあります。

  1. Formspree に登録して、フォームを作ります。https://formspree.io/f/abcdwxyz のような送信先の URL が発行されます。
  2. AI に「フォームの送信先を https://formspree.io/f/abcdwxyz にして、method は POST、すべての入力欄に name 属性を付けて」と頼みます。name 属性のない入力欄は送信されません。
  3. 書き換えたページを、いまの公開先にアップロードし直します。
  4. 自分のメールアドレスで試しに送信して、メールが届くことを確かめます。

送信した人には、標準では Formspree が用意した完了画面が表示されます。自分で用意した完了画面に変えるには、有料プランが必要です。月 50 件を超えた分は、Formspree のアカウントには保存されますが、メールは届かなくなります。有料プランは Personal が月 $15(月 200 件)、Professional が月 $30(月 2,000 件)です。

スプレッドシートで管理する: Google フォーム

Google フォームで作ったフォームを、ページに埋め込む方法です。フォームの編集画面右上のメニューから埋め込み用の HTML をコピーし、ページの入れたい場所に貼ります。回答はフォームの「回答」タブか、連携した Google スプレッドシートにたまります。「回答」タブのメニューから、新しい回答のメール通知をオンにできます。

デザインは Google フォームのままになり、ページの中に別の画面が入ったような見た目になります。

Convika で公開して、フォームを追加する 6 つの手順

Convika は、ページの公開とフォームの受付を 1 か所で行います。送信内容は管理画面に保存され、同じ画面でページのアクセス数も見られます。Free プランはカード登録なしで、10 ページ、フォームの送信は月 50 件まで使えます。

1. フォームを入れる場所に目印を置く

HTML を取り出す前に、AI に「フォームを <div data-convika-form></div> に置き換えて」と頼みます。Convika はこの場所にフォームを入れます。目印がなければ、ページの末尾(フッターの上)に入ります。

2. Convika の無料アカウントを作る

app.convika.com で登録します。カード登録はいりません。

3. HTML ファイルをアップロードする

管理画面で「HTMLファイルをアップロードする」を押します。「ファイルから」のタブで .html ファイル(2 MB まで)をドロップするか、「コードから」のタブにコードを貼り付けて、「プレビューをつくる」を押します。アップロードに AI クレジットは使いません。

4. フォームを追加する

サイト詳細で「フォームを追加する」を押します。入力項目を「メールアドレスのみ」「名前とメールアドレス」「名前・メールアドレス・問い合わせ内容」から選び、ボタンの文言と送信後に表示するメッセージを整えて、「ページに追加する」を押します。フォームの入った新しいプレビューができます。公開するまで、本番のページは変わりません。

5. プレビューから試しに送る

プレビューを開いて、フォームから送信してみます。プレビューからの送信は確認だけで、保存はされません。手順 1 の目印を入れなかった場合は、AI が書いた元のフォームもページに残っています。「AIで改善」に「元のフォームを削除して、Convika のフォームは残して」と書いて消してください。標準のモデルなら 1 クレジットです。

6. 公開して、届いた内容を見る

「公開する」を押します。届いた内容は、サイト詳細の「フォーム」欄から「送信一覧を見る」で確認でき、「CSVエクスポート」「JSONエクスポート」で書き出せます。送信内容は、フォームを削除するまで残ります。

Claude などの MCP クライアントからフォームを追加する

Claude・Codex など、お使いの MCP クライアントに Convika をつないでいれば、「メールアドレスの登録フォームを追加して、プレビューを見せて」と頼むこともできます。入力項目は頼んだとおりに作られ、送信内容は管理画面の同じ場所に保存されます。

事前登録フォーム付きのページを無料で作る

発売前の商品やサービスの事前登録なら、Convika の Free プランで足ります。月 50 件までの登録を保存し、CSV で書き出せます。AI にページを頼むときは、次の 3 つを伝えます。

  • 入力欄は 1 つ: メールアドレスだけで十分です。項目が増えるほど、登録は減ります。
  • ボタンは結果を書く: 「送信」ではなく「事前登録する」「発売時に知らせてもらう」。
  • 登録後のメッセージで、次に何が起きるかを書く: 例: 「登録ありがとうございます。発売日に一度だけメールでお知らせします。」

告知を投稿するときは、投稿先ごとに UTM パラメータを付けたリンクを使うと、どこから登録が来たかがわかります。見方は「AI で作ったページのアクセス数と流入元を見る方法」で説明しています。

Convika でできないこと

  • 送信ごとのメール通知はありません。 送信内容は管理画面と CSV で見ます。Pro プランでは、1 週間の送信数などをまとめたメールが届きますが、送信内容そのものは入っていません。届くたびにメールで受け取りたいなら Formspree を使ってください。action で送る通常のフォームなら、Convika で公開したページでも Formspree を使えます。
  • Free プランは月 50 件までです。 すべてのフォームの合計で数え、それ以降の送信は翌月まで受け付けません。Pro(14 日間の無料トライアルのあと月 $12)には上限がありません。
  • 管理画面で選べる入力項目は 3 パターンです。 メールアドレスのみ、名前とメールアドレス、名前・メールアドレス・問い合わせ内容のいずれかで、ファイルの添付はできません。
  • 送信した人への自動返信メールは送りません。 送信後のメッセージは、ページの上に表示されます。
  • Convika で公開したページでしか使えません。 ほかのサービスで公開しているページのフォームの受け取り先にはできません。

よくある質問

AI で作ったページの問い合わせフォームの内容を、メールで受け取れますか?

受け取れます。いちばん手早いのは Formspree です。発行された URL をフォームの action に設定すれば、送信のたびに登録したメールアドレスへ届きます。無料プランは月 50 件までです。Convika は送信内容を管理画面に保存する仕組みで、送信ごとのメール通知はありません。

フォームを送信しても、どこにも届かないのはなぜですか?

AI がページを書いた時点では、送信内容の送り先がなかったからです。action が空か # になっている、または送信を止めて「送信しました」と表示するだけのスクリプトになっています。Formspree などのフォームサービス、Google フォーム、Convika のように送信内容を保存できる公開先のどれかを、受け取り先として設定してください。

事前登録フォーム付きのランディングページを無料で作れますか?

作れます。AI に書いてもらったページを Convika の Free プランで公開し、「フォームを追加する」で「メールアドレスのみ」を選べば、登録は管理画面に保存され、CSV で書き出せます。Free プランで保存できるのは月 50 件までです。

Convika は、送信があるたびにメールで知らせてくれますか?

知らせません。送信内容は管理画面で確認し、CSV か JSON で書き出します。Pro プランでは、週ごとの送信数をまとめたメールが届きます。送信のたびにメールが必要なら、Formspree の利用をおすすめします。

Formspree は無料で使えますか?

月 50 件までは無料です。無料プランでもフォームの数は無制限で、2 つまでのメールアドレスに通知が届き、送信履歴は 30 日分残ります。有料プランは Personal が月 $15(月 200 件)、Professional が月 $30(月 2,000 件)です。

送信した人に自動返信メールを送れますか?

Convika では送れません。送信後のメッセージは、ページの上に表示されるだけです。

フォームの送信内容を、取りこぼさない

HTML をアップロードすれば、ページの公開、フォームの受付、アクセス数の確認が 1 か所で済みます。

Free プラン: カード登録なし、10 ページまで、フォームは月 50 件まで