GitHub Pages は商用利用できる? 会社や仕事のページに使える範囲
結論
オンラインビジネスや EC サイト、SaaS のためには使えません。GitHub の規約は、GitHub Pages をそうしたサイトを運営するための無料ホスティングとして「使用を意図したものではなく、またそのような使用を許可するものでもありません」と定め、認めているのは寄付のボタンやクラウドファンディングのリンクなどです。会社を紹介するだけのページや事前登録のページについて、GitHub ははっきり書いていません。Convika は利用規約で Free を含むすべてのプランの商用利用を認めていて、HTML をアップロードすれば、登録を保存するフォームとアクセス解析付きで、10 ページまで無料で公開できます。
Free プラン: カード登録なし、10 ページまで、フォームは月 50 件まで
GitHub Pages は、GitHub のアカウントがあれば無料で使えます。まとめ記事や AI の回答でも、会社のページの置き場所として名前が挙がることがあります。ただ、GitHub の規約には、商用の使い方についての線引きがあります。
このページでは、GitHub が何を認め、何を認めていないか、はっきりしない使い方はどれか、そして商用のページを置ける無料の公開先を説明します。GitHub の規約とドキュメントは、2026 年 10 月 12 日に確かめました。規約は変わることがあるので、公開する前に GitHub のページも見てください。
GitHub の規約とドキュメントに書かれていること
商用の使い方について書いているのは、GitHub の 3 つの文書です。
- 追加の製品および機能に適用される GitHub 条件。 この規約(バージョン発効日は 2026 年 8 月 27 日)の Pages の節は、GitHub Pages を「主に個人および組織のプロジェクトのためのショーケースの役割を担っています」と説明し、続けて次のように定めています。「GitHub Pages は、オンライン ビジネス、e コマース サイト、主に商取引の円滑化または商用のサービスとしてのソフトウェア (SaaS) の提供のいずれかを目的とする、その他の Web サイトを運営するための無料の Web ホスティング サービスとしての使用を意図したものではなく、またそのような使用を許可するものでもありません。」英語の原文は「not intended for or allowed to be used」で、想定していないだけでなく、許可もしていません。認めているのは「寄付のボタンやクラウドファンディングのリンクなど、収益化の行為が一部」です。
- GitHub Pages の制限。 このドキュメントも同じ線引きを書き、「パスワードやクレジットカード番号といった機密情報のやりとりに使うべきではありません」と加えています。公開できるサイトは 1 GB まで、転送量の目安は月 100 GB、ビルドの目安は 1 時間に 10 回で、超えるとサイトを配信できない場合があります。
- GitHub の利用ポリシー(Acceptable Use Policies)。 このポリシーの「10. GitHub での広告」は、「基本的に、当社は GitHub の広告としての利用を禁止していません。」としつつ、投稿するコンテンツの主な目的が「広告またはプロモーション活動であってはなりません」と定め、これには Pages に投稿するコンテンツも含まれます。
GitHub Free では、サイトのもとになるリポジトリも公開になります。GitHub Pages サイトを作成するには、「リポジトリを所有しているアカウントが GitHub Free または Organization 用の GitHub Free を使用している場合、そのリポジトリはパブリックである必要があります。」とあります。
使い方ごとの線引き
よく聞かれるサイトに、規約とドキュメントを当てはめました。GitHub が名指ししていないものは、推し量らずにそう書いています。迷うときは、規約にあるとおり、GitHub Support ポータルから問い合わせます。
| GitHub Pages に置くサイト | 規約とドキュメントの該当箇所 | 使えるか |
|---|---|---|
| ネットショップ、注文や支払いを受けるサイト | 「e コマース サイト」「主に商取引の円滑化」。クレジットカード番号のやりとりにも使うべきではない | 使えない |
| SaaS のアプリ | 「商用のサービスとしてのソフトウェア (SaaS)」 | 使えない |
| スタートアップの事前登録やサービス紹介のページ | 名指しはない。利用ポリシーは、投稿の主な目的が「広告またはプロモーション活動であってはなりません」と定め、Pages も含む | GitHub は明言していない |
| 何も売らない、お店や会社の紹介ページ | 名指しはない。GitHub のコミュニティフォーラムで 2023 年 11 月に同じ質問が出ているが、GitHub からの回答はない | GitHub は明言していない |
| 仕事の依頼を受け付けるポートフォリオ | 名指しはない。Pages は「主に個人および組織のプロジェクトのためのショーケース」 | GitHub は明言していない |
| 報酬をもらって作る、クライアントのサイト | 報酬についての記載はない。サイトの中身によって、ほかの行が当てはまる | サイトによる |
| Google AdSense などの広告を貼ったサイト | 広告サービスの名指しはない。広告は禁止していないが、主な目的が広告であってはならない | GitHub は明言していない |
| 寄付のボタン、クラウドファンディングのリンク | 「寄付のボタンやクラウドファンディングのリンクなど、収益化の行為が一部認められています」 | 使える |
| オープンソースのプロジェクトのサイト | 「主に個人および組織のプロジェクトのためのショーケース」 | 使える |
有料プランなら商用で使えるか
GitHub は、有料プランなら商用で使えるとは書いていません。GitHub Pro、GitHub Team、GitHub Enterprise Cloud では、非公開のリポジトリからも Pages を公開できます。ただ、規約の Pages の節は「各アカウント」に GitHub Pages を提供すると書き、商用の線引きにプランごとの例外を設けていません。有料プランを当てにする前に、GitHub Support に確かめてください。
商用利用を認めている公開先: Convika
Convika は、ランディングページの公開と運用のためのサービスです。利用規約の第7条で、Free プランを含むすべてのプランで商用目的の利用を認めています。商品やサービスを販売・宣伝するページ、スタートアップの紹介や事前登録のページ、仕事を請け負うためのポートフォリオを公開でき、フリーランスや制作会社がクライアントのページを公開して、その対価をクライアントに請求することもできます。商用利用で禁止しているのは、Convika のアカウントや API、MCP サーバーへのアクセスを自分のホスティングサービスとして売るような、許可のないサービスそのものの再販・再配布です。
ChatGPT や Claude、Gemini が作った HTML ファイル 1 つのランディングページなら、GitHub Pages から次のように変わります。
- リポジトリも Git もいらない。 管理画面で
.htmlか.htmのファイル(2 MB まで)をアップロードするか、コードを貼り付けます。Claude・Codex など、お使いの MCP クライアントから公開することもでき、接続は OAuth でログインする仕組みなので、トークンや API キーをチャットに貼る必要はありません。 - 登録を保存するフォーム。 サイト詳細で「フォームを追加する」を押すと、送信内容を保存するフォームが入ります。Free プランでは月 50 件まで受け付け、1 件ごとにメールで届き、CSV で書き出せます。GitHub Pages は静的なファイルを置くサービスで、送信内容を保存するフォームはドキュメントにありません。
- アクセス解析を 90 日分。 訪問数、どのサイトから来たか、UTM ごとの内訳、デバイス、国、ボタンのクリックまで見られます。
- 独自ドメインを Free でつなげる。
www.example.comのようなサブドメインを 1 つつなげられます。 - 登録する前に見え方を確かめられる。 「無料の HTML 公開ツール」に HTML ファイルをドロップすると、7 日間有効な非公開のプレビューのリンクができます。
Free プランでは 10 ページまで公開でき、計測は月 10,000 ページビューまでで、ページの下部に小さな「Powered by Convika」の表示が入ります。Pro にすると表示が消え、フォームの上限もなくなります。最初のページを公開すると、Pro をカード登録なしで 14 日間無料で使えます。その後は月 $12 で、続けない場合は Free に戻ります。Convika は 1 ページを 1 つの HTML として公開するので、複数のページやビルドのあるサイトは、次の Netlify や Cloudflare Pages が向いています。
ほかの無料の公開先と商用利用
- Netlify。 2024 年 11 月の Free プランの告知に「On the Free plan, you can deploy commercial projects」とあり、Free プランにも商用のプロジェクトを置けると明言しています。Free プランは月ごとのクレジットの範囲で動き、使い切るとサイトが止まります。くわしくは「Netlify Drop の料金」で説明しています。
- Cloudflare Pages。 Cloudflare のセルフサーブ契約は、無料のサービスを個人利用に限っていません。ただし、無料のサービスを使うサイトでクレジットカードの情報を処理・収集することを禁じています(2.2.1(h))。
- Vercel。 無料の Hobby プランは、フェアユースのガイドラインで「non-commercial personal use only」、つまり個人の非商用に限られています。くわしくは「Vercel の Hobby プランは商用利用できる?」にまとめています。
無料の公開先の比較
| 公開先とプラン | 規約での商用利用 | リポジトリの公開 | 送信内容を保存するフォーム | アクセス解析 | 独自ドメイン |
|---|---|---|---|---|---|
| GitHub Pages(Free) | オンラインビジネス、EC、SaaS には使えない | 必要 | なし | なし | 使える(ルートドメインも可) |
| Convika Free | 使える。利用規約の第7条で明記。クライアントのページも | いらない | あり、月 50 件まで。CSV で書き出せ、1 件ごとにメールが届く | 90 日分。流入元、UTM、デバイス、国、ボタンのクリック | www などのサブドメインを 1 つ |
| Convika Pro | 使える。同じ利用規約 | いらない | あり、Pro は上限なし | Pro はすべての期間 | Pro はサブドメインを無制限 |
| Netlify Free | 個人利用の制限なし。告知で「you can deploy commercial projects」 | いらない | あり。クレジット制のプランでは無料で無制限 | Web Analytics。当日と前日の分 | 使える |
| Cloudflare Pages | 個人利用の制限なし。ただし無料のサービスでカード情報は扱えない | いらない | なし | Web Analytics(無料) | 使える |
| Vercel Hobby | 使えない。「non-commercial personal use only」 | いらない | なし | Web Analytics。月 50,000 イベントまで | 使える |
GitHub Pages のページを Convika に移す
index.htmlを用意する。 リポジトリからダウンロードするか、手元のファイルを使います。- 画像のパスを
https://から始まる URL にする。images/hero.pngのようなパスはリポジトリの中のファイルを指していて、Convika が公開するのは HTML のページだけです。 - フォームを置く場所に目印を入れる。 ページの
<form>を<div data-convika-form></div>に置き換えると、Convika がその場所に送信内容を保存するフォームを入れます。くわしくは「AI で作ったページのフォームを動かす方法」で説明しています。 - アップロードして公開する。 無料で登録し、「ページをアップロードする」からファイルを選んで「プレビューをつくる」を押します。サイト詳細で「フォームを追加する」を押して項目を選び、プレビューから試しに送信してから「公開する」を押します。
wwwを Convika に向ける。 サイト詳細の「ドメイン管理」で「ドメインを追加」を押し、www.example.comを入力します。DNS の設定で、GitHub に向いているwwwのレコードを、Convika が表示する CNAME レコードと TXT レコードに置き換え、リポジトリの「Settings」→「Pages」で独自ドメインを外します。example.comのようなルートドメインで公開していた場合は、wwwへ転送します。
目的別の選び方
- 商品やサービスを売る、申し込みを集める、仕事の依頼を受けるページ: Convika の Free プラン。フォームとアクセス解析が付きます。Pro(月 $12)なら表示が消え、フォームの上限もなくなります。
- オープンソースのプロジェクトのサイト、個人のブログ、ドキュメント: GitHub Pages のままで問題ありません。
- 複数のページやビルドのある会社のサイト: Netlify の Free プランか、Cloudflare Pages。
- すでに Vercel で動いている Next.js のアプリ: Vercel の Pro プラン。
よくある質問
GitHub Pages は商用利用できますか?
オンラインビジネスや EC サイト、SaaS のためには使えません。GitHub の規約は、そうしたサイトを運営するための無料ホスティングとしての使用を「意図したものではなく、またそのような使用を許可するものでもありません」と定めています。寄付のボタンやクラウドファンディングのリンクは認められています。Convika は利用規約で、Free を含むすべてのプランの商用利用を認めています。
GitHub Pages を会社のホームページに使ってもいいですか?
ネットショップや決済、SaaS のように、そのサイトでビジネスを運営するなら使えません。何も売らずに会社やお店を紹介するだけのページについて、GitHub は名指しで書いておらず、2023 年 11 月にコミュニティフォーラムで出た同じ質問にも、GitHub からの回答はありません。はっきりしない部分を避けるなら、Convika のように規約で商用利用を認めた公開先に置きます。
GitHub Pages は無料ですか?
GitHub のアカウントがあれば無料で使えます。ただし GitHub Free では、サイトのもとになるリポジトリを公開にする必要があり、オンラインビジネスや EC、SaaS のためには使えません。Convika の Free プランは商用でも無料で、10 ページまで、フォームは月 50 件まで使え、www などのサブドメインを 1 つつなげられます。
スタートアップの事前登録のページを GitHub Pages に置けますか?
GitHub は明言していません。規約はオンラインビジネスや EC、SaaS を名指しし、Pages を主にプロジェクトのショーケースと説明していますが、有料で出す予定のサービスの事前登録のページは名指ししていません。利用ポリシーは、投稿の主な目的が広告やプロモーション活動であってはならないとしています。Convika は利用規約で、Free プランでもスタートアップの事前登録のページを公開できると明記していて、フォームで登録を保存できます。手順は「事前登録のページを無料で作る方法」にあります。
商用利用できる無料のホスティングはどれですか?
Convika は利用規約の第7条で、Free を含むすべてのプランの商用利用を認めていて、クライアントのページを公開して対価を請求することもできます。禁止しているのは、許可のないサービスそのものの再販・再配布です。Netlify は Free プランの告知で商用のプロジェクトも置けると書いていて、Cloudflare の契約は無料のサービスを個人利用に限っていません。GitHub Pages はオンラインビジネスには使えず、Vercel の Hobby プランは個人の非商用に限られます。
商用利用できる無料の公開先で、独自ドメインは使えますか?
使えます。Convika の Free プランでは、www.example.com のようなサブドメインを 1 つ、Convika が表示する CNAME レコードと TXT レコードを追加してつなげ、SSL 証明書は自動で発行されます。Netlify の Free プランと Cloudflare Pages でも独自ドメインを使えます。ドメインそのものは、お名前.com などで別に買います。