Grok Bot と ChatGPT の dots の違い:できること・料金・提供地域(2026 年 10 月)

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目次

Grok Bot(SpaceXAI)は、名前と役割を持つ複数の Bot が 1 台のクラウドのコンピューターを共有して働くアプリで、2026 年 10 月 21 日時点では The X Subscription の Premium(月 30 ドル)以上に含まれます。dots は ChatGPT の中で作る常時稼働のエージェントで、自分のクラウドのコンピューターとブラウザーを持ち、Pro(月 100 ドルから)、Business Premium、Enterprise で順次提供されています。日本で使えるかは、どちらの公式ページにも国名では書かれていません。

2026 年 8 月 11 日に Grok Bot、9 月 29 日に dots が発表されました。どちらも、自分のコンピューターを持ち、こちらがパソコンを閉じても働き続ける AI エージェントです。この記事は、どちらを試すか迷っている人に向けて、できること、料金、提供地域、承認とデータの扱いを並べて比べます。Grok Bot は「Grokbot」と書かれることもあります。dots は OpenAI の製品名で、1 体ずつは「dot」と呼ばれます。

記述はすべて 2026 年 10 月 21 日に読んだ公式ページにもとづきます。Grok Bot は x.ai のニュース 2 本、docs.x.ai のドキュメント、Cursor のヘルプを、dots は OpenAI の発表記事、learn.chatgpt.com のドキュメント、OpenAI ヘルプセンターの日本語の記事を読みました。どちらの製品も実際には使っていないため、速さや出来ばえは比べていません。対象のプランや動く機種は発表から 2 か月のあいだに何度も変わっているので、日付をつけて書きます。

Grok Bot と dots とは

Grok Bot は、x.ai が常時稼働のエージェントのチームとして紹介するアプリです。発表記事には「Grok Bot is your team of always-on agents. They have their own computer, work inside tools and apps like you do, and keep working 24/7.」とあります。Bot には名前と仕事を与え、同僚にメッセージを送るように仕事を頼みます。x.ai のページのフッターは「© 2026 SpaceXAI LLC」で、サインインには Cursor のアカウントを使います。

dots は、ChatGPT の中に作る自分専用のエージェントです。OpenAI のドキュメントは「Your dot is an always-on agent that keeps work moving across your tools and projects.」と説明し、GPT-6 Astra で動き、クラウドに自分のコンピューターとブラウザーを持つと書いています。会話が終わっても仕事を続け、結果や、こちらが決めることを知らせてきます。

どちらも、作業はクラウドのコンピューターで進むので、手元のパソコンやスマートフォンを閉じても止まりません。いちばん大きな違いは、Grok Bot では複数の Bot が 1 台を分け合い、dots では 1 つの dot が自分のコンピューターを持つことです。

Grok Bot と dots の比較表

各社の公式ページに書かれていることだけを並べました。「記載なし」は、読んだ公式ページに書かれていなかったという意味です。

項目(2026 年 10 月 21 日時点)Grok Botdots(ChatGPT)
作っている会社SpaceXAI LLC(x.ai の表記)。サインインは Cursor のアカウントOpenAI
発表日2026 年 8 月 11 日(ベータとして公開)2026 年 9 月 29 日
提供の形単独のアプリChatGPT の中の機能
動く場所macOS、Windows、Linux、iOS 18 以降、Android 9 以降ChatGPT のモバイルアプリ、デスクトップアプリ、パソコンのブラウザー。スマートフォンのブラウザーは非対応
数複数の Bot。Bot 同士でメッセージを送り合い、グループチャットで分担するまず 1 つの dot。背後で別のエージェントを動かして並行作業する。dot の追加は今後の予定
クラウドのコンピューターアカウントに 1 台。全 Bot で共有し、画面は Bot ごとに分かれるdot が自分のコンピューターとブラウザーを持つ
自分のパソコン使わせる前に毎回確認するのが既定任意で 1 台だけ接続。ChatGPT アプリを開いたままにする
話しかける場所アプリ(文字、音声入力、音声チャット)、X で @bot をタグ付けChatGPT、通話、Slack、Microsoft Teams
仕事の覚えさせ方操作を見せてスキルにする(録画は 10 分まで、順次提供のことがある)。ルーティンで決まった時刻に実行会話で任せたいことを伝える。ChatGPT のメモリと dot 自身のメモを使う
承認Auto Review の「Ask first」ルールで止める。パスワードや 2 段階認証のコードは操作を引き継いで自分で入力自動のレビューとカスタムルール(4 種類)。パスワードの変更は自分でする
料金(新規の人)The X Subscription の Premium 月 30 ドル、Super 月 100 ドル、Ultra 月 200 ドル。Plus(月 8 ドル)には含まれないPro(月 100・200・500 ドル)、Business Premium、Enterprise。最初の dot は追加料金なし
使用量(新規の人)Grok・Cursor と共通の、週ごとの枠。超えた分は前払いのクレジットdot との会話は ChatGPT の利用上限に数えない。Work と Codex のタスクは数える
提供地域国の一覧は記載なし。X の @bot はオーストラリア、英国、EU などでまだ使えないPro は欧州経済領域・英国・スイス以外の 18 歳を超える人。Business Premium は ChatGPT の対応地域全域
日本語デスクトップアプリの言語は 20 以上。日本語かどうかは記載なし日本語のヘルプ記事あり(機械翻訳と表示)。画面の言語は記載なし
データCursor のアカウントとデータ設定に従う。クラウドへの保存が必須で、Legacy Privacy Mode は使えないChatGPT のデータコントロールに従う。先回りの調査と dot 自身のメモでは直接学習しない
提供の状態8 月 11 日の発表時点でベータ。Enterprise は順次段階的に提供中。Enterprise はベータで、既定はオフ

出典は、Grok Bot が docs.x.ai の FAQ・料金・承認・@bot のページと x.ai の発表記事、dots が learn.chatgpt.com の dots のページ・料金のページと OpenAI の発表記事、日本語のヘルプ記事です(一覧は記事の最後)。

Grok Bot でできること

Grok Bot の特徴は、役割の違う Bot を何体も並べて、チームとして働かせることです。

  • 複数の Bot が分担する。 Bot は同時に動き、互いにメッセージを送り、グループチャットで仕事を渡し合います。発表記事は、受信箱の整理、経費、採用、バグ修正といった役割ごとに Bot を置き、まとめ役の Bot が残りを見る使い方を紹介しています。
  • 1 台のコンピューターを分け合う。 FAQ には「Every Bot on your account uses one persistent cloud computer.」とあり、ファイル、ブラウザーのセッション、ログインを共有するので、仕事の受け渡しがしやすくなります。各 Bot は共有のコンピューターに自分の画面を持ち、画面の操作は 1 体につき 1 つずつです。
  • やり方を見せて覚えさせる。 「Teach a task」が使える場合は、ブラウザーでの操作を 1 回録画すると、Bot がそれをスキルの下書きにします。録画は 10 分までで、この機能は順次提供の場合があります。スキルは手順の説明、ルーティンはそれを 1 体の Bot にいつ実行させるかの指定です。
  • アプリとウェブサイトの両方を使う。 連携先(コネクター)は「Connect apps」からプラグインとして入れます。コネクターがない作業は、ブラウザーを操作して進めます。ログインや CAPTCHA が必要なサイトでは、その手順をこちらに渡します。
  • X から仕事を頼む。 X の投稿や返信で @bot をタグ付けすると、メインの Bot がその投稿を仕事として受け取り、@bot が短い返信で受け付けを知らせます。
  • 声で話す。 デスクトップでは音声入力と音声チャット、iPhone と Android でも音声入力と音声チャットが使え、Bot は音声メモを返せます。
  • Bot を人と共有する。 設定をテンプレートのリンクにでき、受け取った人は自分のアカウントにコピーを追加します。コンピューター、ログイン、会話の履歴は渡りません。

dots でできること

dots は、1 つの dot に続けて見てほしい仕事を預け、会話をしていないあいだも追いかけてもらう使い方です。OpenAI のドキュメントは、ふつうのチャット、ChatGPT Work、Codex と比べて、dot を「ongoing responsibility(続いていく役目)」を任せたいときのものと位置づけています。

  • どこからでも同じ dot に話しかける。 ChatGPT のモバイルアプリ、デスクトップアプリ、パソコンのブラウザーのほか、通話、Slack、Microsoft Teams でも同じ dot につながり、場所を変えても記憶はリセットされません。日本語のヘルプ記事によると「提供開始時点では、dot からあなたに電話をかけることはできません」。テキストメッセージは、learn.chatgpt.com では「coming soon」、日本語のヘルプ記事では米国の Pro ユーザーに限った限定ベータと書かれています。
  • 自分で次の一手を決める。 決まった予定がなくても、いつ休んでいつ作業を再開するかを dot が決めます。決まった時刻に知らせてほしいときは、タイムゾーンと期間を添えて頼みます。
  • 何本も並行して進める。 背後でエージェントを動かし、複数の作業を同時に進めながら、こちらとの会話も続けられます。
  • クラウドのコンピューターを見る、代わる。 dot のコンピューターはいつでも開いて中身を確認でき、「Take over」で操作を代わり、「Return control」で戻します。
  • アプリと自分のパソコンをつなぐ。 Gmail、Google Drive、GitHub などのプラグインを使えます。発表記事は、プラグインを通じて 4,000 を超えるアプリにつながるとしています。プラグインには MCP サーバーが入っていることもあります(MCP とは何か)。自分のパソコンは任意で 1 台だけつなげ、そのあいだは ChatGPT アプリを開いておく必要があります。
  • Work や Codex に仕事を回す。 dot は ChatGPT Work や Codex のタスクを作り、コードの作業には自分で用意した Codex のクラウド環境を使えます。Codex 側でエージェントに仕事を分けるしくみは、Claude Code と Codex のサブエージェントの違いで比べています。

作れる場所も変わっています。9 月 29 日の発表記事では、最初の dot はデスクトップアプリかパソコンのブラウザーで作り、モバイルアプリではその後に話しかける、という順番でした。10 月 21 日に読んだドキュメントでは、モバイルアプリでも作れると書かれています。

料金とプラン

どちらにも単体の料金はありません。Grok Bot はサブスクリプションに、dots は ChatGPT のプランに含まれます。円の価格は、どちらの公式ページにも見当たりませんでした。

Grok Bot の料金(2026 年 10 月 21 日時点)

  • 新しく始める人は The X Subscription。 Grok Bot が含まれるのは Premium(月 30 ドル、年 300 ドル)、Super(月 100 ドル)、Ultra(月 200 ドル)で、Plus(月 8 ドル)と Free には含まれません。チームの席も Premium 30 ドル、Super 100 ドル、Ultra 200 ドルです。表示価格に売上税は含まれません。
  • 使用量は週ごとの共通の枠。 Grok、Grok Bot、Cursor で 1 つの枠を使い、枠は毎週戻ります。超えた分は前払いのクレジットから払います。料金ページは枠の大きさを、Plus を「Base」として Premium「4x」、Super「15x」、Ultra「50x」と書いていて、回数や時間では書いていません。
  • すでに契約している人は前のプランのまま使える。 Cursor の有料の個人プランと Cursor Teams には Grok Bot が含まれ、SuperGrok、SuperGrok Plus、SuperGrok Heavy、X Premium+ をつないで使うこともできます。乗り換えは任意で、The X Subscription にまとめると元に戻せません。使用量は週ごとの枠で、超えた分はオンデマンドを有効にしていれば Cursor の従量課金になります。
  • 無料の試用はクレジット。 Cursor のヘルプによると、試用は日数ではなく使用量のクレジットで、7 日の期限もあります。大きな作業 1 回で使い切ることもあり、試用が自動で有料プランに変わることはありません。

対象のプランと使用量の扱いは、公式ページの上で次のように変わってきました。

時期Grok Bot が使えたプラン出典
2026 年 8 月 11 日SuperGrok、SuperGrok Plus、SuperGrok Heavy、Cursor Pro・Pro+・Ultra、Cursor Teams(Standard、Premium)。デスクトップと iOS。使用量は Grok と Cursor のプランとは別x.ai の発表記事
2026 年 8 月 26 日「Grok Bot is now included with more plans」の題で、SuperGrok・SuperGrok Plus・SuperGrok Heavy、Cursor Pro・Pro+・Ultra、Cursor Teams(Standard、Premium)に含まれると記載(一覧は 8 月 11 日と同じ)。使用量は引き続き別x.ai のニュース
2026 年 10 月 21 日に確認新しい人は The X Subscription の Premium・Super・Ultra。使用量は Grok・Cursor と共通の枠。前のプランも継続docs.x.ai、Cursor のヘルプ

8 月の 2 本の記事では「Grok Bot comes with its own usage, separate from your Grok and Cursor plans」でしたが、The X Subscription では共通の枠から引かれます。8 月の記事をもとにした説明は、この点が古くなっています。

dots の料金(2026 年 10 月 21 日時点)

  • Pro は月 100・200・500 ドル。 learn.chatgpt.com の料金ページの表記です。Business Premium の価格は、今回読んだページでは確かめていません。
  • 最初の dot は追加料金なし。 日本語のヘルプ記事に「最初の dot は Pro または Business Premium プランに含まれており、追加料金なしで利用できます」とあり、OpenAI の発表記事にも同じことが書かれています。プランには深い作業向けの利用枠があり、提供開始から 1 か月はその上限が広がります。
  • 会話は数えず、任せたタスクは数える。 dot との会話は ChatGPT の利用上限に数えません。dot が ChatGPT Work や Codex で始めたタスクは、それぞれの上限にいつもどおり数えます。
  • dot の追加は今後。 発表記事は、今後は dot を増やしたり、1 つの dot の速さや月の作業量を上げたりできるようになるとしています。価格は書かれていません。

日本で使える? 日本語は?

結論から言うと、どちらも日本の国名を挙げて「使える」とは書いていません。実際に使えるかは、自分のアカウントで確かめるしかありません。

dots の対象は、Pro が「欧州経済領域、スイス、英国を除く地域」の 18 歳を超える人、Business Premium が「ChatGPT がサポートされているすべての地域」です。日本は除外の一覧に入っていませんが、対象の一覧にも国名は出てきません。日本語のヘルプ記事は「dot は段階的に提供されています。お使いのアカウントで利用可能になるまで、数日かかる場合があります」と書いています。見当たらないときは、そのアカウントとワークスペースで chatgpt.com/dots を開くよう案内しています。その日本語のヘルプ記事には「このページは機械翻訳されています」と表示されていて、dots の画面そのものが日本語で使えるかは書かれていません。

Grok Bot には、国ごとの提供状況の一覧がありません。国名が出てくるのは X の @bot のページだけで、オーストラリア、英国、EU、アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェーの X アカウントではタグ付けがまだ使えず、判定は X に登録された国でおこなうので VPN は関係ない、と書かれています。日本はこの除外の一覧には入っていませんが、使えると書かれているわけでもありません。アプリの言語は、デスクトップでは「Follow System」と 20 を超える言語から選べ、スマートフォンではその一覧が短いとあります。どの言語が入っているかは書かれていません。

確かめ方は、Grok Bot なら grok.com/dashboard/billing のプラン画面とアプリの設定の言語、dots なら ChatGPT のプラン画面と chatgpt.com/dots です。

承認・パスワード・データの扱い

どちらも、結果に影響する操作の前に止まるしくみを持ち、パスワードのような人にしかできない手順はこちらに渡します。違いは、共有のコンピューターの扱いと、データの設定がどこにつながっているかです。

Grok Bot

  • 承認。 承認が必要な操作では、会話に操作の内容が出て、「Allow once」「Always allow」「Deny」から選びます。こちらがいない作業(ルーティンや別の Bot からの依頼など)の承認は、約 10 分で期限が切れ、操作は実行されません。
  • Auto Review。 設定の「Ask first」ルールに合う操作は必ず止まり、「Allow automatically」と両方に合うときは「Ask first」が優先されます。docs.x.ai は、Auto Review はモデルによる判定で、最小限の権限と明示的な承認の境界を「complement, not replace」するもの、つまり置き換えずに補うものだとしています。
  • パスワード。 パスワード、パスキー、2 段階認証のコード、CAPTCHA、支払いの確認は、Bot がコンピューターの操作をこちらに渡し、自分で入力します。ふつうのチャットにパスワードを送らないよう書かれています。
  • 共有のコンピューター。 FAQ には「The computer is assigned per user, not per Bot. Do not use separate Bots as a security boundary.」とあります。ある Bot に渡したファイルやログインは、ほかの Bot からも使えるということです。Bot を削除しても、共有のコンピューターのファイルやログインは残ることがあります。
  • 手元のパソコン。 手元の Mac や Windows のパソコンで Bot にコマンドを実行させるかは、既定では毎回確認します。
  • データ。 Grok Bot は Cursor の認証とアカウントのデータ設定を使い、学習に使わせない設定も Cursor の設定に従います。クラウドへの保存が必須のため、Legacy Privacy Mode には対応していません。

dots

  • 承認。 アカウントに影響する操作や情報を共有する操作の前に、自動のレビューが指示、権限、カスタムルール、安全の要件と照らし合わせ、そのまま進めるか、承認を求めるか、こちらに渡すかを決めます。パスワードの変更は自分でおこないます。
  • カスタムルール。 日本語のヘルプ記事の表記で「確認なしで実行」「事前承認済みの場合に実行」「実行前に確認」「ユーザーに引き継ぎ」の 4 つから選べます。ドキュメントは、ルールは dot が従おうとする指示で、間違えることもあると書いています。
  • ログイン。 ウェブサイトのログインは非公開のフォームに入力するか、「Take over to sign in」で自分で操作します。dot のクラウドのブラウザーは、手元のブラウザーのログインを引き継ぎません。クラウドのブラウザーを受けつけないサイトもあります。
  • データ。 ChatGPT のデータコントロールが dot との会話と dot の作業にも適用され、OpenAI は先回りの調査と dot 自身のメモでは直接学習しないとしています。発表記事は、Business、Enterprise、Edu のワークスペースの内容は既定ではモデルの改善に使わないとしています。
  • 削除。 dot を削除すると元に戻せず、つないだアプリですでにおこなった変更や、送ったメッセージは取り消されません。

どちらが向いているか

公式ページに書かれていることから、それぞれが合う人をまとめます。

  • Grok Bot が合う人。 役割ごとに名前のついた Bot を何体も置きたい人、ブラウザーでの作業を一度見せて覚えさせたい人、すでに Cursor や SuperGrok を契約している人。気をつけたいのは、全 Bot が 1 台のコンピューターとログインを共有することです。
  • dots が合う人。 ChatGPT の Pro か Business Premium を使っていて、1 つのエージェントに ChatGPT・Slack・Teams のどこからでも話しかけ、会話の合間も追いかけてほしい人、コードの作業は Codex に回したい人。気をつけたいのは、Pro では欧州経済領域・英国・スイスが対象外で、日本の国名は書かれていないことです。
  • どちらもいらない人。 答えや下書きがほしいだけなら、ふつうのチャットで足ります。OpenAI 自身の比較表も、答え、説明、アイデア、下書きはチャットを使う場面としています。

まだ公式に書かれていないこと

2026 年 10 月 21 日に読んだ公式ページでは、次のことは確かめられませんでした。

  • Grok Bot が今もベータかどうか(8 月 11 日の発表では「in beta」)
  • Grok Bot が使うモデル
  • 使用量の具体的な大きさ(Grok Bot の週ごとの枠も、dots の深い作業向けの利用枠も、回数や時間では書かれていません)
  • 日本での提供と、画面が日本語で使えるか(どちらも)
  • Grok Bot に自分の MCP サーバーをつなげるか、dot に自分で作ったプラグインを使わせられるか
  • dots の Business Premium の価格と、2 つ目以降の dot の価格
  • 円での価格(どちらも)

どの説明も各社の公式ページの記述で、第三者が試した結果ではありません。

よくある質問

Grok Bot とは何ですか?

SpaceXAI(x.ai)が 2026 年 8 月 11 日にベータとして公開した、常時稼働の AI エージェントのアプリです。名前と役割を与えた複数の Bot が、1 台のクラウドのコンピューターでブラウザー、ファイル、ターミナルを使って仕事を進め、承認が必要なときだけ戻ってきます。macOS、Windows、Linux、iOS、Android で動きます。

Grok Bot と dots の違いは何ですか?

Grok Bot は単独のアプリで、複数の Bot が 1 台のクラウドのコンピューターを共有します。dots は ChatGPT の中の機能で、1 つの dot が自分のクラウドのコンピューターとブラウザーを持ち、ChatGPT、通話、Slack、Teams から話しかけます。料金も、Grok Bot は The X Subscription の Premium 以上、dots は ChatGPT の Pro か Business Premium と別々です。

Grok Bot の料金はいくらですか?

2026 年 10 月 21 日時点で、新しく始める人は The X Subscription の Premium(月 30 ドル)、Super(月 100 ドル)、Ultra(月 200 ドル)のどれかで使えます。Plus(月 8 ドル)には含まれません。すでに Cursor の有料プランや SuperGrok を契約している人は、そのプランのまま使えます。円の価格は公式ページに書かれていません。

dots の料金はいくらですか?

dots だけの料金はなく、ChatGPT の Pro(月 100・200・500 ドル)か Business Premium に最初の dot が追加料金なしで含まれます。dot との会話は ChatGPT の利用上限に数えず、dot が Work や Codex で始めたタスクはそれぞれの上限に数えます。2 つ目以降の dot は今後の予定とされ、価格はまだ出ていません。

dots は日本で使えますか?

OpenAI のページには、日本の国名は出てきません。Pro は欧州経済領域、英国、スイス以外の 18 歳を超える人、Business Premium は ChatGPT の対応地域全域が対象とされています。日本は Pro の除外の一覧に入っていません。段階的な提供のため、対象のプランでも表示まで数日かかることがあります。ChatGPT で chatgpt.com/dots を開いて確かめてください。

Grok Bot は日本語で使えますか?

公式ページには書かれていません。デスクトップアプリの言語は「Follow System」と 20 を超える言語から選べ、スマートフォンでは一覧が短いとされていますが、日本語が入っているかは明記されていません。アプリの設定の「Language」で確かめてください。

Grok Bot は無料で試せますか?

Cursor のヘルプによると、無料の試用があり、日数ではなく使用量のクレジットで、7 日の期限もあります。大きな作業 1 回で使い切ることもあり、使い切ったクレジットは戻りません。試用が自動で有料プランに変わることはありません。iPhone の App Store の試用は別のもので、解約しないと有料に切り替わります。

パソコンを閉じても動き続けますか?

どちらも動き続けます。Grok Bot の FAQ は、アプリやノートパソコン、スマートフォンを閉じても、バックグラウンドの作業やルーティンは止まらないとしています。dots も、作業はクラウドのコンピューターで続き、手元の機器の電源が切れていても進みます。ただし、dot に手元のパソコンを使わせる作業だけは、そのパソコンがオンラインで ChatGPT アプリが開いている必要があります。

勝手にメールを送ったりしませんか?

どちらも、送信のように結果に影響する操作の前に止まるしくみがあります。Grok Bot は「Ask first」ルールに合う操作を必ず止め、dots は自動のレビューで承認が必要か判断します。dots のドキュメントは、下書きを頼んでも送信を許したことにはならないと書いています。ただし、Grok Bot は Auto Review がモデルによる判定だと書き、dots はルールに従うときも間違えることがあると書いています。Grok Bot の FAQ は、送信、公開、削除、購入などには対象をしぼった「Ask first」ルールを足すよう勧めています。

Grok Bot と Grok は何が違いますか?

Grok は grok.com のアプリや X の中で話しかけるチャットで、Grok Bot は仕事を任せるエージェントのアプリです。x.ai のメニューでも、チャットの「Chat」とエージェントの「Bot」は別の製品として並んでいます。Grok Bot の FAQ は、Bot は質問に答えるだけでなく、クラウドのコンピューター、つないだツール、ウェブサイト、ファイルを使って仕事を終わらせると説明しています。

出典