HTML ファイルを、スマホで読み取れる QR コードにする方法
要約
HTML のページを QR コードで開いてもらうには、先にファイルを公開して URL にし、その URL を QR コードにします。QR コードに入れるのはファイルではなく URL で、スマホのカメラで読み取ると、その URL のページが開きます。Convika で公開したページなら、管理画面の「QR コードを表示する」で QR コードが大きく出て、教室のスクリーンにそのまま映せます。「PNG 画像を保存する」で画像にもできます。Chrome の「QR コードを作成」など、ほかのツールでも作れます。チラシやプリントに印刷する QR コードには、あとから変わらない URL が要ります。このページのボックスで作るプレビューのリンクが開けるのは 3 分間 だけなので、見え方の確認に使い、QR コードには入れません。QR コードに入れるのは、Convika の Free プランでページを受け取って公開した URL です。この URL は公開を止めるまで変わらず、QR コードから開いた人の数は、ページの訪問数でわかります。
Free プラン: カード登録なし、公開 1 ページまで、フォームは月 50 件まで
目次
ChatGPT に作ってもらったお店のメニューやイベントの案内を、チラシやポスターに QR コードで載せたい。授業で使うクイズを、生徒のタブレットで開いてもらいたい。手元にあるのは .html のファイル。QR コードを作る前に、そのファイルを URL にします。
このページは、HTML ファイルを URL にして QR コードを作る手順と、印刷する前に確かめること、授業で生徒に配る方法、QR コードから開いた人の数の見方を説明します。Google、Apple、デンソーウェーブのヘルプとドキュメントは、2026 年 10 月 15 日に確かめました。
QR コードに入れるのはファイルではなく URL
スマホのカメラで QR コードを読み取ると、中に入っている URL が画面に出て、タップするとページが開きます。デンソーウェーブのサイト「QRコードドットコム」の FAQ によると、1 つの QR コードに入るのは、いちばん大きいものでも 3 KB 弱。HTML ファイルの中身を入れるのではなく、ファイルをネット上に置いて URL にし、その URL を QR コードにします。
パソコンの中のファイルの場所(C:\Users\… や file:///… で始まるもの)を QR コードにしても、ほかの人のスマホからは開けません。そのファイルは、自分のパソコンの中にしかないからです。
ファイルを URL にする方法はいくつかあります。Netlify Drop や GitHub Pages など、ほかの公開先との比較は、ガイド HTML ファイルをリンクで共有する方法 にまとめてあります。ここでは、Convika で公開して、その URL から QR コードを作るまでを説明します。
HTML ファイルを QR コードにする 4 つの手順
チラシやプリントに印刷した QR コードは、あとから入れ替えられません。入れる URL は、ずっと同じものにします。
ボックスで作るプレビューのリンクが開けるのは 3 分間 だけです。そのため、QR コードを作る前に、ページを Convika で公開します。
1. ファイルをボックスに入れて、見え方を確かめる
ページ冒頭のボックス に .html のファイルをドロップするか、「コードから」に切り替えてコードを貼り付け、「プレビューのリンクをつくる」を押します。アカウントもメールアドレスもいりません。
受け付けるのは、.html か .htm のファイル 1 つ(2 MB まで)か、そのコードです。CSS や画像を別のファイルに分けているなら、作った AI に「CSS をすべて中に入れて、画像は https:// から始まる URL にした、1 つの HTML ファイルにして」と頼んでください。
「プレビューができました」と出たら「プレビューを開く」を押し、レイアウトが崩れていないか、画像が表示されるかを確かめます。このプレビューでは、ページのスクリプトとフォームは止まっています。
2. ページを受け取って、公開する
「このページを受け取る(無料・カード不要)」を押して登録すると、アップロードしたページがそのままアカウントに入り、スクリプトも動くようになります。プレビューの時間が過ぎても、同じ画面から受け取れます。
管理画面で「公開する」を押し、確認の画面でもう一度「公開する」を押すと、yourpage.convika.page のようなアドレスで公開されます。この URL は、「公開停止」を押すまで変わりません。
公開の確認画面で無料のまま選べるのは「一般公開」で、QR コードを読み取った人はパスワードやアカウントなしで開けます。一般公開のページは Google などの検索結果や Convika のギャラリーに出ることがあり、出したくないときは「限定公開」を選びます(Pro・1年パス)。ただし、授業のスライドやチラシに載せた QR コードは、写真に撮られたり転送されたりすると誰でも読み取って開けます。クラスの人など決まった相手だけに見せたいときは、確認画面で「パスワードを知っている人だけ」を選ぶか、「サイト設定」の「閲覧パスワード」でパスワードをかけ、パスワードは QR コードとは別に伝えてください。パスワードは Pro(月 ¥1,800)の機能です。詳しくは HTML のページを限定公開する と HTML ページにパスワードをかけて、知っている人だけに見せる方法 をご覧ください。
Free プランはカード登録なしで使え、1 ページを公開できます。公開したページには、Free では下端に小さく Convika の帯が入ります(Pro で消せます)。
3. QR コードを表示して、画像を保存する
サイトの画面の「公開URL」に、公開したページのアドレスが出ます。
横の「QR コードを表示する」を押すと、この URL の QR コードが大きく表示され、その下に URL も大きな文字で出ます。そのまま教室のスクリーンに映せます。「PNG 画像を保存する」を押せば、QR コードを画像で保存でき、スライドやチラシに貼れます。
QR コードに入るのは「公開URL」に出ている URL そのままで、独自ドメインで公開しているページなら、そのドメインの URL です。QR コードはブラウザの中で作られ、URL がほかのサービスに送られることはありません。
4. 読み取って確かめる
自分のスマホで画面の QR コードを読み取り、出てくる URL が「公開URL」と同じかを確かめます。タップして、ページが画面に収まっているかも見ておきます。
チラシとポスターのように、どこの QR コードから開かれたかを分けて数えたいときは、URL の末尾に目印を付けて、その URL の QR コードを Chrome などで作ります。目印の付け方はこのページの下の節 QR コードから開いた人の数を知る で、Chrome での作り方は下の節 Chrome で QR コードを作る で説明しています。
Chrome で QR コードを作る
管理画面の「QR コードを表示する」で出るのは、公開した URL そのままの QR コードです。末尾に目印を付けた URL のように、ほかの URL の QR コードは、Chrome や、QR コードを作るほかのツールで作ります。
手順は Google の Chrome ヘルプ「Chrome でタブを共有する」にあるものです。どれも、公開したページを Chrome で開いてから操作します。端末ごとの手順はこのあとの 3 つです。
- パソコン。 その他アイコンから「キャスト、保存、共有」>「QR コードを作成」を選びます。QR リンクのコピーと、「ダウンロード」での QR コードの保存ができます。
- Android。 ツールバーの横にあるその他アイコンから「共有」をタップし、「QR コード」を選びます。画面の手順に沿って、ページを共有するか、QR コードをダウンロードします。
- iPhone・iPad。 上部の共有アイコンから「QR コードを作成」をタップし、QR コードの下の「共有」をタップします。
QR コードを作るほかのツールを使うときも、入れるのは公開した URL です。
印刷する前に確かめること
- 読み取って出てくる URL が、公開したページのものか。 自分のスマホで QR コードを読み取って、出てくる URL を確かめます。ボックスのプレビューのリンクが開けるのは 3 分間 だけ。そのあとは「このプレビューは終了しました」と表示されます。
- ほかの機種でも開けるか。 iPhone と Android のように、別の機種のスマホでも読み取って、ページが開くかを確かめます。細い画面で、文字やボタンがはみ出していないかも見ます。
- QR コードに絵や飾りを重ねていないか。 デンソーウェーブの FAQ は、QR コードにイラストを重ねたり、デザインをのせて変形したりすると、「ちょっとした汚れや欠けでも読み取りが出来なくなったり、読み取りの反応が悪くなってしまうことがあります」として、勧めていません。
- あとで URL が変わらないか。 公開したページは、サイトの画面の「AIで改善」で直しても、Claude や Codex、お使いの MCP クライアントから直したコードを保存しても、公開し直せば同じ URL のままです。直した HTML ファイルも、サイトの画面の「新しいバージョンのアップロード」に入れれば同じ URL のままです。管理画面の「HTMLファイルをアップロードする」から入れると別の URL の新しいページになり、印刷した QR コードは前のページを開きます。「公開停止」を押すと、QR コードからページが開けなくなります。
授業で、生徒の iPad や Chromebook に配る
Gemini や ChatGPT に作ってもらった漢字クイズや計算ゲームを、授業で生徒に開いてもらうときも、配るのは公開した URL です。教室では、このあとの 4 つの渡し方があります。
- スライドや電子黒板に QR コードを映す。 サイトの画面で「QR コードを表示する」を押して、そのまま映します。スライドに入れるなら、手順 3 で保存した画像を貼ります。生徒には、タブレットのカメラで読み取ってもらいます。Apple の iPadのカメラでQRコードをスキャンする によると、iPad ではカメラを開き、写真モードで QR コードを枠の中に収めて、画面下部に出るリンクをタップします。Google の Chromebook ヘルプ Chromebook でカメラ機能を使用する によると、Chromebook ではカメラを起動し、画面下部で「スキャン」>「QR コード」を選んで、QR コードをビューファインダーに合わせ、出てきた URL をタップします。
- 黒板に URL を書く。 QR コードを読み取れなかった生徒は、URL を打って開けます。アップロードしたページの URL には、ほかのページと重ならないようにランダムな英数字が入るので、1 文字ずつ写してもらうことになります。QR コードと並べて書いておきます。
- プリントに載せる。 QR コードと URL を両方印刷しておけば、家でも同じページを開けます。プリントは配ったあとも手元に残るので、URL は公開を止めるまで変わらないものにします。
- Google Classroom に投稿する。 Classroom のヘルプ 授業ページに資料を追加する によると、クラスの「授業」をクリックし、上部の「作成」から「資料」を選んで、タイトルと説明を入力します。「追加」から「リンク」を選んで公開した URL を入れ、「投稿」をクリックします。課題として出す手順と、生徒にリンクで提出してもらう方法は、ガイド Google Classroom で HTML の教材やゲームを配る方法 にまとめてあります。
Claude で作ったゲームは、Claude の「共有」で作ったリンクを配っても、生徒は開けません。開くには Claude のアカウントが要り、Claude を使えるのは 18 歳以上だからです。HTML にして公開するまでの手順は、ガイド Claude で作ったゲームや教材を、生徒に配る方法 で説明しています。
HTML ファイルそのものを配ると、生徒に届くのはファイルで、ページとして開けるかどうかは端末とアプリしだいです。URL なら、生徒はタップするだけでブラウザでページを開けて、先生がページを直したときも配り直しがいりません。ファイルで受け取った HTML を開くなら、心当たりのないファイルは開かずに、送った人に確かめます。心当たりのあるファイルは、ブラウザで無料の HTML ビューアー を開き、「HTML ファイルを選ぶ」から選ぶと、スクリプトも動く状態で表示できます。ファイルはアップロードされません。少しでも気になるファイルは、選ぶ前に「スクリプトを動かす」のチェックを外します。外すと、ページのスクリプトは動かず、フォームも送信されません。
ゲームやクイズのスクリプトは、ボックスのプレビューでは止まっていますが、ページを受け取れば動きます。生徒に配る前に、管理画面の「プレビューを開く」で遊んで確かめます。ほかのサイトの API を呼ぶ処理(オンラインランキングなど)は動きません。試した結果は、ガイド ChatGPT・Claude・Gemini で作ったゲームを、友だちがログインなしでスマホで遊べるように公開する で説明しています。公開した URL は、知っている人ならだれでも開けます。生徒の名前のように、クラスの外に出したくないことはページに書きません。AI に 4 択クイズを作ってもらう頼み方から、Classroom やロイロノートで配るまでは、ガイド 生成 AI で作った小テストを、URL で生徒全員に配る にまとめてあります。
QR コードから開いた人の数を知る
QR コードから何人が開いたかは、公開したページの訪問数でわかります。Free プランでも、日ごとの訪問数を、国、デバイス、どこから来たかとあわせて直近 90 日分見られます。だれが開いたかはわからず、自分で読み取って開いた分も数えます。
「QR コードを表示する」の QR コードには目印が付かないので、そこから開いた人は、ほかの訪問とあわせて数えます。QR コードから来た訪問を分けて数えるなら、末尾に ?utm_source=qr を付けた URL の QR コードを、Chrome などで作ります。管理画面の「キャンペーン(UTM)」で、この目印の付いた訪問を分けて数えられます。チラシとポスターのように場所ごとに分けたいときは、?utm_source=flyer と ?utm_source=poster のように値を変えて、QR コードを別々に作ります。目印の付け方は、ガイド AI で作ったページのアクセス数と流入元を見る方法 で説明しています。
QR コードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
よくある質問
HTML ファイルから QR コードを作れますか?
作れます。ただし、QR コードに入れるのはファイルではなく、そのページの URL です。
HTML ファイルを Convika で公開すると、管理画面の「QR コードを表示する」で、その URL の QR コードが出ます。Chrome の「QR コードを作成」などでも作れます。デンソーウェーブの FAQ によると、1 つの QR コードに入るのは最大で 3 KB 弱です。
QR コードを読み取っても HTML が表示されないときは、どうすればいいですか?
確かめることは 3 つあります。
QR コードに入っている URL がボックスのプレビューのリンクなら、開けるのは 3 分間 だけで、そのあとは「このプレビューは終了しました」と表示されます。パソコンの中のファイルの場所を QR コードにした場合は、ほかの人のスマホからは開けません。プレビューのリンクやファイルの場所で作った QR コードは、公開した URL で作り直してください。
Convika で公開したページなら、「公開停止」を押していないかを確かめます。公開を止めたページは、もう一度「公開する」を押せば、同じ URL でまた開けます。
QR コードに期限はありますか?
QR コードは URL を模様にしたものなので、開けるかどうかは、中に入っている URL しだいです。
Convika で公開したページの URL は、「公開停止」を押すまで変わりません。このページのボックスで作るプレビューのリンクが開けるのは 3 分間 だけなので、QR コードには入れないでください。QR コードを作るツールの URL が中に入っている場合は、開けるかどうかはそのツールしだいです。
QR コードを印刷したあとに直せますか?
直せます。サイトの画面の「AIで改善」に直したい点を書くか、Claude・Codex など、お使いの MCP クライアントから直したコードを保存して公開し直すと、同じ URL のまま直せます。印刷した QR コードは、直したページを開きます。「AIで改善」は、標準のモデルなら 1 回 1 クレジットで、Free プランには最初に 10 クレジットが付きます。
AI で直した HTML ファイルは、サイトの画面の「新しいバージョンのアップロード」に入れれば、同じ URL のまま次のバージョンになり、公開すれば印刷した QR コードも直したページを開きます。管理画面の「HTMLファイルをアップロードする」から入れると別の URL の新しいページになり、印刷した QR コードは前のページを開きます。
授業で iPad や Chromebook に HTML を配るには、どうすればいいですか?
ページを公開して、その URL を配ります。
管理画面の「QR コードを表示する」で出した QR コードを電子黒板やスクリーンに映して、生徒のタブレットのカメラで読み取ってもらうか、Google Classroom の資料にリンクとして投稿します。Apple と Google のヘルプによると、iPad のカメラも Chromebook のカメラも、読み取った QR コードの URL をタップで開けます。ゲームやクイズのスクリプトは、公開したページで動きます。
Convika で QR コードは作れますか?
作れます。公開したページのサイトの画面で、「公開URL」の横の「QR コードを表示する」を押すと、その URL の QR コードが大きく表示されます。「PNG 画像を保存する」を押せば画像で保存でき、スライドやチラシに貼れます。
QR コードはブラウザの中で作られ、URL がほかのサービスに送られることはありません。QR コードから開いた人の数は、Convika の訪問数で見られます。
次のステップ
HTML ページにパスワードをかけて、知っている人だけに見せる方法
JavaScript で作った画面は、ソースを開けばパスワードが読めてしまいます。ChatGPT や Claude で作った HTML をアップロードし、自分のドメインのままサーバー側で確かめるパスワード付きのページにする方法を説明します。
関連記事
- HTML ファイルを、どのスマホでも開けるリンクで共有する方法HTML ファイルをメールや LINE で送ると、届くのはページではなくファイルです。ChatGPT や Claude で作った HTML をアップロードし、どのスマホでもタップで開けるリンクにする方法を、登録なしの手順から説明します。
- 謎解きを AI で作って、QR コードで会場を回る。ページは 1 つで文化祭や子ども会、社内イベントの謎解きを、ChatGPT や Claude に作ってもらい、QR コードで会場を回る方法です。1 つのページで地点ごとに問題を出す頼み方、QR コードの作り方、当日まで公開しておく理由、答えが見えてしまうことへの向き合い方まで。
- QR コードで出席を取る。AI のページにフォームをつけて一覧を CSV でAI で作った出席ページは、入力しても記録がどこにも届かないことがあります。届くフォームにつなぐ手順、QR コードの出し方、一覧と CSV の受け取り方、防げないこと、名前だけの出席簿なら Google フォームで足りる理由までまとめました。
- デジタル名刺を AI で作って、QR コードで渡す名前、できること、連絡先とリンクを 1 ページにまとめたデジタル名刺は、ChatGPT や Claude に頼めば作れます。Convika で無料で公開し、QR コードを紙の名刺に刷る手順、QR の大きさ、問い合わせフォーム、ほかの作り方とのちがいまで。
- 文化祭のクイズ大会を AI で作る。プロジェクターに映す形と、来た人のスマホで解く形文化祭・学園祭のクイズ大会の出し物を、ChatGPT や Claude、Gemini で HTML ファイル 1 つにして公開する方法です。チーム対抗をプロジェクターに映す形、QR コードから来た人のスマホで解く形、頼む文、当日の置き方、学校のルールまで。
- 結婚式・二次会の新郎新婦クイズを AI で作る。ゲストがスマホで答えるリンクに結婚式や二次会の新郎新婦クイズを、ChatGPT や Claude で HTML ファイル 1 つにして、ゲストが QR コードからスマホで答える形にする方法です。問題の集め方、頼む文、当日の置き方、点数の集め方、写真と名前の扱いまで。