HTML のページを限定公開する:検索に出さないことと、開ける人を限ること
要約
HTML のページを「限定公開」にしたいとき、求めているのは検索結果に出さないことか、URL を知らない人に開かせないことのどちらかです。検索に出さないだけなら、HTML の head に、noindex を指定する robots の meta タグを 1 行入れます。Google はこの行を読んだページを検索結果から外しますが、URL を知っている人はだれでも開けます。YouTube の「限定公開」と同じ状態です。クラスの生徒や取引先など、決まった人だけに見せるなら、パスワードをかけます。Convika では、公開するときに「このページを開ける人」で「パスワードを知っている人だけ」を選びます。パスワードは Pro(月額 ¥1,800)の機能です。
Free プラン: カード登録なし、公開 1 ページまで。パスワードは Pro
目次
授業で使う教材を HTML のページにしました。クラスの生徒には開いてほしいですが、検索で知らない人に見つかるのは困ります。YouTube の動画なら「限定公開」を選べば済むのに、HTML のページにはそのボタンがありません。
HTML のページを限定公開するには、まず「何を限るか」を決めます。検索結果に出さないことか、URL を知らない人に開かせないことか。この 2 つは、使う方法が違います。
このページは、それぞれのやり方と、ほかのサービスでできること、Convika で開ける人を選んで公開する手順を説明します。
Google、YouTube、GitHub、Netlify、tiiny.host のページは、2026 年 10 月 17 日に読んで確かめました。
「限定公開」の 2 つの意味
| 限りたいもの | 方法 | URL を知っている人 | 検索結果 |
|---|---|---|---|
| 検索に出さない | HTML に noindex の 1 行を入れる | 誰でも開ける | 出ない(Google がページを読み直したあと) |
| 開ける人を限る | パスワードをかける | パスワードを知っている人だけが開ける | 出ない(検索エンジンにはパスワードの画面しか見えない) |
- noindex は、検索に出さないだけ。 URL がメールや LINE で転送されれば、受け取った人は開けます。お知らせのページや、見つけてほしくないだけのページなら、これで足ります。
- パスワードは、URL が広まっても中身を守る。 生徒の作品、取引先に出す資料、教科書の文章を使った教材といった、決まった人だけに見せたいページは、パスワードをかけます。
YouTube の プライバシー設定のヘルプ の表では、限定公開の動画は「URL を共有可能」が ○、「検索結果、関連動画、おすすめに表示される可能性あり」が × です。HTML のページで同じ状態にするのが、noindex です。
検索に出さない:noindex を 1 行入れる
HTML の <head> の中に、次の 1 行を入れます。
<meta name="robots" content="noindex">
ChatGPT や Claude、Gemini で作ったページなら、「<head> に <meta name="robots" content="noindex"> を入れて」と頼めば足ります。
Google のドキュメント noindex を使用してコンテンツをインデックスから除外する の言葉は「Googlebot がページをクロールしてタグまたはヘッダーを検出すると、他のサイトがそのページにリンクしているかどうかにかかわらず、そのページを Google 検索結果から完全に削除します。」です。
- 検索エンジンが、ページを読める状態にしておく。 同じページの言葉は「robots.txt ファイルでページがブロックされている場合、またはクローラがページにアクセスできない場合、クローラは noindex ルールを認識しません。」です。robots.txt で止めると、noindex の行が読まれません。
- すでに検索に出ているページは、すぐには消えない。 外れるのは、Google が次にそのページを読みに来て、この行を見つけたあとです。
- Convika で公開したページは、この行がそのまま届く。 Convika はアップロードされた HTML の meta タグを書き換えません。公開するときの確認画面で「限定公開」(Pro・1年パス)を選んでも noindex を伝えられ、「サイト設定」からあとで切り替えられます。
HTML を書き換えずに検索結果から隠す(Convika の場合)
HTML を開いてタグを足さなくても、公開するときの画面で切り替えられる方法があります。2026 年 7 月、Claude の「リンクで共有」で共有したチャットやアーティファクトが、Google や Bing の検索結果に出ていたと報道されました(The Decoder、GovInfoSecurity)。Anthropic は、共有リンクは利用者自身が広めない限り見つからないと説明しています。The Decoder は、共有ページに noindex のタグがなかったようだと伝えました。
Convika では、公開するときの確認画面で「一般公開」か「限定公開」を選べます。「限定公開」を選ぶと、Convika は検索エンジンにページを検索結果に出さないよう伝え、サイトマップにも Convika のギャラリー(みんなのページ)にも載せません。限定公開は Pro・1年パスの機能です。無料の「一般公開」を選んだページは、検索結果や Convika のギャラリーに出ることがあります。Free プランのまま検索に出したくないときは、上の noindex の行を HTML に入れてから一般公開します。noindex の行を入れても Convika のギャラリーには載ることがあるので、載せたくないときは、ページの「サイト設定」で「このページをギャラリーに載せない」をオンにします。この設定はどのプランでも無料です。一般公開と限定公開は、公開したあとでも「サイト設定」の「公開範囲」で切り替えられます(限定公開にするには Pro か 1年パスが必要です)。
「限定公開」にしたページは、URL を持っている人ならこれまでどおり開けます。パスワードもアカウントもいりません。URL を転送された人も開けます。転送された相手には開かせず、決まった人だけに開いてほしいときは、「パスワードを知っている人だけ」を選んでパスワードをかけてください(Pro・月 ¥1,800 の機能)。
URL を知っていても開けないようにする:パスワード
noindex では、URL を知っている人を止められません。開ける人を限るには、ページが届く前にパスワードを確かめる仕組みが必要です。HTML の中に JavaScript でパスワードの入力欄を作るだけでは、ページのソースを開けば中身が読めてしまいます(理由はガイド HTML ページにパスワードをかける方法 で説明しています)。
Convika では、公開するときに開ける人を選べます。選べるのは次の 3 つです。
- 「一般公開」: 「URL を知っている人ならだれでも開けます。検索結果に出ることがあり、Convika のギャラリー(みんなのページ)に載ることがあります。」。無料です。noindex の行を入れておけば、検索には出ません。
- 「限定公開」(Pro・1年パス): 「URL を知っている人は、パスワードやアカウントなしで開けます。検索結果にもギャラリーにも出しません。」
- 「パスワードを知っている人だけ」: 「クラスのみんななど、パスワードを伝えた人だけが開けます。検索エンジンにはパスワードの入力画面しか見えないので、ページの中身が検索結果に出ることはありません。」。パスワードの画面は検索エンジンに「載せないで」と伝え、パスワードをかけたページは sitemap.xml にも載せません。
パスワードをかけたページを開くと、パスワードの画面が出て、正しいパスワードを入れたときだけ Convika がページを送ります。一度入れたブラウザでは、7 日間は入れ直さずに開けます。パスワードをかけても外しても、ページの URL は変わりません。
パスワードは Pro(月額 ¥1,800)の機能で、最初のページを公開するときに選べる Pro 1 年パス(¥4,400・自動更新なし)でも使えます。Pro でかけたパスワードは Free に戻っても残り、外すことはできますが、変えるには Pro が必要です。
プレビューのリンクは限定公開の代わりにならない
Convika のプレビューのリンクも、検索エンジンには「載せないで」と伝えています。それでも、限定公開のページとして配るものではありません。理由はこのあとの 2 つです。
- 管理画面のプレビュー: 公開前に見た目を確かめるためのリンクです。開けるのは 3 分間だけで、新しいプレビューを作ると前のリンクは開けなくなります。
- このページのボックスで作るリンク: 開けるのは 3 分間だけで、ページのスクリプトも止まっています。
配るのは、公開したページの URL です。
ほかのサービスでできる「限定公開」
| サービス | 開ける人を限る方法 | 検索に出さない方法 |
|---|---|---|
| YouTube(動画) | 「非公開」(ヘルプの表では、URL を共有できない) | 「限定公開」 |
| Google サイト | 公開範囲を「制限付き」にして、ユーザーを指定する | 「一般公開の検索エンジンに自分のサイトを表示しないようリクエストする」 |
| GitHub Pages | 非公開で公開できるのは GitHub Enterprise Cloud だけ。開けるのは、リポジトリを読める人 | noindex の行を入れる |
| Netlify | 2026 年 7 月 28 日以降に作ったチームでは、新しいプロジェクトが最初から非公開。開くには Netlify へのログインが要る | noindex の行を入れる |
| tiiny.host | パスワードは Solo プラン(月 $13、年払い)から | 料金のページには書かれていない |
| Convika | 「パスワードを知っている人だけ」を選んで公開する(Pro、月額 ¥1,800) | 「限定公開」を選ぶ(Pro・1年パス)。Free プランでは noindex の行を入れる |
- Google サイト: ヘルプ サイトを公開して共有する には、検索エンジンについて「この操作を行っても、一般公開の検索エンジンに自分のサイトが表示される場合があります。」とあります。「制限付き」は、指定したユーザーとグループに限って共有する設定です。
- GitHub Pages: GitHub のドキュメント GitHub Pages サイトの可視性を変更する の言葉は「GitHub Pages サイトをプライベートで公開するには、organization が GitHub Enterprise Cloud を使っている必要があります。」です。
- Netlify: Netlify の 変更履歴(2026 年 7 月 28 日) によると、Free、Personal、Pro の新しいチームでは、プロジェクトが最初から非公開で、非公開のプロジェクトを開くには Netlify のログイン情報が要ります。前からあるチームは、それまでどおり公開のままです。
- tiiny.host: 料金のページ では、「Password protection」は Solo(月 $13、年 $156 の支払い)から入っています。
生徒がみんな学校の Google アカウントを持っているなら、Google サイトの「制限付き」でクラスに絞る方法もあります。アカウントを持たない人にも見せるときや、AI で作った HTML をそのまま使いたいときは、パスワードのほうが向いています。
開ける人を選んで公開する 4 つの手順
1. HTML をボックスに入れて、見た目を確かめる
検索に出さないだけでよければ、先に <head> に noindex の行を入れておきます。
ページ冒頭のボックス に .html のファイルをドロップするか、「コードから」に切り替えてコードを貼り付け、「プレビューのリンクをつくる」を押します。受け付けるのは、.html か .htm のファイル 1 つ(2 MB まで)か、そのコードです。アカウントはいりません。
2. ページを受け取る
「このページを受け取る(無料・カード不要)」を押して登録すると、ページがそのままアカウントに入ります。
ボタンやゲームが動くかは、管理画面の「プレビューを開く」で確かめます。
3. 「このページを開ける人」を選んで公開する
管理画面で「公開する」を押すと、確認の画面で「一般公開」か「限定公開」を選べます。検索に出したくないなら「限定公開」(Pro・1年パス)を選べば、HTML に noindex のタグを入れなくても、検索エンジンには結果に出さないよう伝えられ、サイトマップにも Convika のギャラリーにも載りません。URL を受け取った人や転送された人は、パスワードやアカウントなしで開けます。無料の「一般公開」で公開したページは、検索結果や Convika のギャラリーに出ることがあります。Free プランのまま検索に出したくないときは、手順 1 で noindex の行を入れてから一般公開します。noindex の行を入れてもギャラリーには載ることがあるので、載せたくないときは「サイト設定」で「このページをギャラリーに載せない」もオンにします(どのプランでも無料です)。一般公開と限定公開は、公開したあとも「サイト設定」の「公開範囲」で切り替えられます(次にページが開かれたときから効きますが、すでに検索結果に載ったページが消える時期は検索エンジンしだいです)。
URL が転送されても開けないようにしたいときは、「パスワードを知っている人だけ」を選び、パスワード(半角の英数字・記号・スペースで 8〜128 文字)を入れて「パスワードをかけて公開する」を押します。検索エンジンにはパスワードの入力画面しか見えないため、ページの中身が検索結果に出ることはありません。パスワードは Pro(月 ¥1,800)の機能です。公開したあとから「サイト設定」の「閲覧パスワード」でかけることもできます。
Free プランでは、公開したページの下端に小さく Convika の帯が入ります(Pro で消せます)。
4. URL とパスワードを、別々に伝える
サイトの画面の「公開URL」の横にある「コピー」で URL をコピーして送ります。
パスワードは同じメッセージに書かず、授業なら黒板に書く、取引先なら別のメールで送る、のように分けて伝えます。URL だけが転送されても、パスワードを知らない人は中身を見られません。
授業の教材を限定公開するとき
- 著作権の判断は、学校の方針で。 著作権法 35 条は、学校で教育を担任する人と授業を受ける人が、「その授業の過程における利用に供することを目的とする場合」に、公表された著作物を公衆送信できると定め、但し書きで「著作権者の利益を不当に害することとなる場合は、この限りでない。」としています(出典: e-Gov 法令検索、著作権法)。教科書や問題集の文章を使った教材をどこまで公開してよいかは、このページでは判断できません。学校や教育委員会の方針を確かめてください。クラスの生徒だけが開けるようにしたいときの方法が、上のパスワードです。
- 生徒の名前や成績は、ページに書かない。 パスワードをかけても、パスワードを知る人にはすべて見えます。
- 授業の前に、生徒の端末で 1 回開く。 学校のフィルターが、知らないサイトを止めることがあります。開けなければ、フィルターの管理者にアドレスを許可してもらってください。
- 配り方は、ほかのガイドで。 Classroom に貼る手順はガイド Google Classroom で HTML の教材やゲームを配る方法、ロイロノートで送る手順はガイド ロイロノートで URL を送る方法、教室で映す QR コードはガイド HTML ファイルを QR コードにする方法 にあります。
よくある質問
HTML を限定公開にするには?
検索結果に出さないだけなら、HTML の head に <meta name="robots" content="noindex"> を入れて公開するか、Convika で「限定公開」(Pro・1年パス)を選びます。URL を知っている人はだれでも開けます。決まった人だけに見せるなら、パスワードをかけます。Convika では、公開するときに「パスワードを知っている人だけ」を選びます(Pro の機能)。
HTML を検索されないようにするには?
head に noindex の meta タグを 1 行入れて、検索エンジンがページを読める状態で公開します。robots.txt でページを止めると、noindex の行が読まれません。すでに検索に出ているページは、Google が次にページを読んだあとに外れます。
限定公開にすると URL は変わる?
Convika では変わりません。noindex の行を入れた新しいバージョンを同じページに公開しても、パスワードをかけたり外したりしても、URL はそのままです。管理画面の「HTMLファイルをアップロードする」から入れ直すと別の URL の新しいページになるため、直すときはサイトの画面の「新しいバージョンのアップロード」を使います。
GitHub Pages で限定公開できる?
GitHub のドキュメントによると、サイトを非公開で公開できるのは GitHub Enterprise Cloud を使う organization だけで、開けるのはリポジトリを読める人です。検索に出さないだけなら、noindex の行はどのサービスで公開したページでも効きます。
無料で限定公開できる?
検索に出さないだけなら、HTML に noindex の行を入れれば Convika の Free プランでもできます(Convika の「限定公開」は Pro・1年パスの機能です)。無料の一般公開のページは Convika のギャラリーに載ることがありますが、「サイト設定」で「このページをギャラリーに載せない」をオンにすれば載りません。この設定もどのプランでも無料です。開ける人をパスワードで限るのは Pro の機能です。
次のステップ
AI で作ったページのアクセス数と流入元を見る方法
ChatGPT や Claude で作ったページに、何人がどこから来たのか。Google アナリティクス、Cloudflare、Clarity、Convika を比べて、アクセス数と流入元を見るまでの手順を説明します。
関連記事
- HTML ページにパスワードをかけて、知っている人だけに見せる方法JavaScript で作った画面は、ソースを開けばパスワードが読めてしまいます。ChatGPT や Claude で作った HTML をアップロードし、自分のドメインのままサーバー側で確かめるパスワード付きのページにする方法を説明します。
- AI で作った HTML の教材を、Classroom で生徒に配るClassroom に HTML ファイルを添付すると、生徒に届くのはファイルです。ChatGPT や Gemini、Claude で作った教材やゲームを URL にして「資料」や「課題」にリンクで投稿する手順と、リンクで提出してもらう方法を説明します。
- AI で作った教材やクイズを、ロイロノートで生徒に配る方法ChatGPT や Gemini で作った HTML の教材は、ファイルのままではロイロノートのカードになりません。このガイドは、ページを公開して URL にし、Webカードで生徒に送る手順を、ロイロノートのヘルプにそって説明します。
- HTML ファイルを LINE で送って、相手のスマホでページとして見てもらう方法LINE で HTML ファイルを送ると相手のスマホしだいで開けないため、ファイルではなく URL を送ります。ChatGPT や Claude で作った HTML を URL に変えて、トークに貼るだけで見てもらう手順を説明します。
- AI で作ったホームページを、公開前にお客さんに確認してもらうChatGPT や Claude で作ったページを、一般に公開する前にお客さんや上司に見てもらう方法です。その場での見せ方、確認用の URL の作り方、直したあとの差し替え、見せる相手の絞り方、意見のもらい方、OK が出たあとの公開と独自ドメインまで。
- HTML ファイルを、スマホで読み取れる QR コードにする方法QR コードに入れるのは HTML ファイルではなくページの URL です。HTML ファイルを公開して管理画面で QR コードを出す手順と、チラシや授業で配る前に確かめることを説明します。