家庭教師・塾の先生が、生徒ごとの宿題・復習ページを AI で作ってリンクで渡す

要約

ChatGPT や Claude に、生徒 1 人の授業のまとめを HTML のページ 1 つで頼みます。今日の問題、前回の解き直し、答え合わせのできる小テスト、次回までの宿題です。それをその生徒のページとして公開し、リンクを保護者に送ります。次の週は新しいファイルを入れれば、同じ URL のまま中身が入れかわります。ページに生徒の名前や成績は書きません。リンクを知っている人はだれでも開けるからです。Free プランで公開できるのは 1 ページです。

生徒のページを無料で公開する

Free プラン: カード登録なし、公開 1 ページまで

目次

授業が終わって、保護者に今日の様子を伝える。「連立方程式の文章題でつまずいていました。宿題は教科書 48 ページです」。LINE で文章を送り、プリントの写真を添える。次の週には、そのメッセージはトークの上のほうに流れています。

生徒 1 人に 1 つ、ページがあれば、伝え方が変わります。今日の問題と解き方、前回まちがえた問題の解き直し、答え合わせのできる小テスト、次回までの宿題。ChatGPT や Claude、Gemini に頼めば、こうしたページを HTML ファイル 1 つで作れます。このページでは、載せることと頼み方、保護者に送るまでの手順、毎週の差し替え、生徒の個人情報の扱いを順に説明します。

自分の教室を紹介するホームページを作りたいときは、ガイド 個人の教室のホームページを AI で作る が向いています。ここで作るのは、生徒と保護者だけに送る、授業ごとのページです。

生徒ごとのページに載せること

1 回の授業につき、次の 4 つで十分です。全部をそろえなくてもかまいません。

  • 今日やったこと。 単元の名前と、解いた問題。解き方のポイントを 2〜3 行で。
  • 解き直し。 前回まちがえた問題を、もう一度並べます。「答えを見る」を押すまで、答えは隠しておきます。
  • 確認テスト。 3 択で 5 問ほど。選ぶとすぐに正解かどうかが出て、最後に何問正解したかが出ます。紙のプリントにはできない、ページならではの部分です。
  • 次回までの宿題。 教科書のページ、問題集の番号、次の授業の日。

保護者がいちばん知りたいのは、今日何をやって、次までに何をするかです。ページのいちばん上に、この 2 つを 3 行ほどで置きます。

渡し方をくらべる

授業の記録を保護者に渡す方法は、ほかにもあります。

渡し方毎週の更新答え合わせや小テスト開いたかの確かめ方個人情報の注意
PDF を LINE やメールで送る毎回作って送り直すできない。読むか印刷するものLINE なら既読が付く。ファイルを開いたかはわからない送った相手の端末に残る。LINE のサーバーに残るのは一定期間だけ
プリントの写真を LINE で送る毎回撮って送り直すできないLINE なら既読が付く写真は相手の端末に残り、転送もできる
Google ドキュメントのリンクを送る同じリンクのまま書きかえられる答えを隠すボタンやテストは作れないこのページでは確かめていない「リンクを知っている全員」にすると、ログインなしでだれでも開ける
生徒ごとの Web ページ(Convika で公開)同じ URL のまま、新しいファイルに入れかえる答えを見るボタン、3 択テスト、タイマーが動くページビューと訪問者の数が出る。だれが開いたかはわからないURL を知っている人ならだれでも開ける。名前や成績は載せない

LINE の行は LINE のヘルプ によります。トークで送った画像やファイルが LINE のサーバーに保存されるのは「一定期間のみ」で、その後は「表示⋅ダウンロード⋅送受信することができなくなります」とあります(2026 年 10 月 21 日に確認)。Google ドキュメントの行は Google ドキュメント エディタ ヘルプ の「リンクを知っている全員がファイルを使用できます。Google アカウントへのログインは必要ありません。」によります(同じ日に確認)。

LINE で送るのは、どの方法でも同じです。違うのは、送ったあとに中身を入れかえられるか、ページの中で問題を解けるかです。

AI への頼み方

ChatGPT、Claude、Gemini のどれでも、次の文を貼り、【】の中を授業に合わせて書きかえて送ります。生徒の名前は書きません。

家庭教師の授業のあとに、生徒と保護者に送る学習ページをつくってください。

- 学年と教科: 【中学 2 年 数学(連立方程式)】
- いちばん上に「今日やったこと」と「次回までの宿題」を 3 行ほどで
- 今日やったこと: 【加減法での解き方。文章題 2 問】
- 解き直し: 前回まちがえた次の問題を並べ、「答えを見る」を押すと答えと解き方が開く
【問題を 1 行に 1 問ずつ貼る】
- 確認テスト: 今日の範囲から 3 択で【5】問。選ぶとすぐ正解かどうかと、ひとことの解説を出す。最後に「5 問中 4 問正解」と出し、「もう一度」で解き直せる
- 次回までの宿題: 【教科書 p.48 の 1〜6。次の授業は 10 月 28 日】
- 生徒の名前、学校名、成績は書かない。呼びかけは「今日の復習」のようにする
- ページのタイトルは「数学の復習」のようにして、名前を入れない
- スマホの縦画面で読みやすく、すべてのボタンは高さ 44px 以上
- HTML ファイル 1 つで、CSS と JavaScript もその中に書く。入力された内容はどこにも送らず、画像ファイルは使わない

できたページは、公開する前に自分で最後まで解きます。AI が作った確認テストには、まちがった正解がまざることがあります。1 問ずつ、正解と解説が合っているかを確かめてください。

2 人目からは、同じやり取りの中で「同じ形で、学年と教科を【小学 6 年 算数(分数のわり算)】に変えて」と頼めば、形のそろったページになります。小テストだけを作るときの頼み方は、ガイド 生成 AI で作った小テストを、URL で生徒全員に配る にあります。

生徒のページを公開して、保護者にリンクを送る 4 つの手順

1. HTML のファイルかコードを用意する

AI の答えのコードをすべてコピーするか、ダウンロードした .html ファイルを用意します。ファイル名に生徒の名前を入れないでください。理由は、手順 2 で説明します。

2. ボックスに入れて、ページを受け取る

ページのボックス に .html か .htm のファイル(2 MB まで)を「ファイルから」で選ぶか、「コードから」に切り替えて貼り付け、「プレビューのリンクをつくる」を押します。ここまで登録はいりません。

このプレビューは見た目を確かめるためのもので、3 分間だけ開けます。安全のためスクリプトを止めているので、確認テストのボタンは動きません。「このページを受け取る(無料・カード不要)」を押して登録すると、ページがアカウントに入ります。

ページの URL の最初の部分は、ページの名前(HTML のタイトル、なければ最初の見出しかファイル名)の英数字から作られます。yuta-sugaku.html のように名前をローマ字で入れると、URL にもその名前が入ります。「数学の復習」のように日本語だけの名前なら、URL は page- と英数字の組み合わせになります。

3. 自分のスマホで開いて、確かめる

ページの画面の「プレビューを開く」から、確認テストを最後まで解きます。保護者の多くはスマホで開くので、スマホの縦の画面で読めるかを見ておきます。

4. 公開して、リンクを送る

「公開する」を押します。はじめて公開するときは「公開プランを選ぶ」の画面が出るので、料金をかけないなら「無料で公開する」を選びます。

確認の画面で無料のまま選べるのは「一般公開」です。URL を知っている人ならだれでも開け、検索結果や Convika のギャラリーに出ることがあります。生徒のページは、検索にもギャラリーにも出さないでください。Free プランのままなら、HTML の <head> に <meta name="robots" content="noindex"> の 1 行を入れて公開し、ページの「サイト設定」で「このページをギャラリーに載せない」をオンにします。この設定はどのプランでも無料です。検索にもギャラリーにも出さない「限定公開」は、Pro・1年パスの機能です。

公開したら、「公開URL」の横の「コピー」でリンクをコピーし、保護者との LINE やメールに貼って送ります。LINE で送るときの注意は、ガイド HTML ファイルを LINE で送る方法 にあります。教室でプリントと一緒に渡すなら、ページの画面の「QR コードを表示する」で QR コードを出して、プリントの端に印刷します(HTML ファイルを QR コードにする方法)。

毎週同じ URL で差し替える

次の授業のあとは、新しいページを作らずに、同じページの中身を入れかえます。

  1. AI に「先週のページを、今日の授業の内容に書きかえて」と頼み、新しいファイルを受け取ります。
  2. その生徒のページの画面で、「新しいバージョンのアップロード」に新しいファイルを入れ、「新しいバージョンとしてアップロードする」を押します。
  3. 「プレビューを開く」で確かめてから、「同じリンクで v2 を公開する」(次からは v3、v4 と数が増えます)を押します。

保護者に送ったリンクも、プリントに刷った QR コードも、そのまま新しい中身を開きます。公開するまでは、前の週の版が出ています。

入れかえると、前の週の中身はそのリンクでは見られなくなります。これまでの宿題も残したいときは、AI に「ページのいちばん下に『これまでの宿題』を作り、先週の宿題を 1 行で足して」と頼みます。

見られたかを確かめる

ページの画面の「アクセス解析(過去7日)」に、そのページの訪問者の数が出ます。「詳細を見る」を押すと、ページビュー、訪問者、日ごとの推移がわかります。Free プランでも、直近 90 日分を見られます。

  • だれが開いたかはわかりません。 わかるのは数だけです。保護者が開いたのか、生徒が開いたのかは区別できません。
  • 自分で開いた分も数に入ります。 送る前の数を見ておくと、送ったあとに増えた分がわかります。
  • リンクが転送されれば、その人も数に入ります。

送った日の夜に訪問者が 1 から 2 に増えていれば、だれかが開いたということです(家の人とは限りません)。数の読み方は、ガイド AI で作ったページのアクセス数と流入元を見る方法 にあります。

生徒の個人情報の扱い

生徒ごとのページは、リンクを知っている人ならだれでも開けます。保護者が祖父母に転送すれば祖父母も、生徒が友だちに見せれば友だちも開けます。鍵のかかったページではありません。だから、ページに載せるものを先に決めておきます。

  • 名前を載せない。 名字も下の名前も、ページの本文とタイトル、ファイル名に入れません。呼びかけは「今日の復習」で足ります。どうしても呼びかけたいときは、本人と保護者が決めたニックネームにします。
  • 学校名、成績、テストの点数を載せない。 「定期テスト 62 点」のような数字は、リンクの先で知らない人に読まれても困らないものだけにします。成績の話は、保護者とのメッセージで直接伝えます。
  • 顔写真や、名前の書かれたプリントの写真を載せない。 頼む文は画像ファイルを使わない作りです。
  • AI への頼む文にも名前を書かない。 頼む文に書いたことは、ChatGPT などのサービスに送られます。学年と教科と問題があれば、AI は名前を知らなくても作れます。

Convika がページについて記録するのは、開かれた回数、どこまで読まれたか、押されたボタンとリンクの文字といった様子です。確認テストで選択肢を押すと、その文字が Convika にクリックとして記録されますが、だれが押したかは記録されません。選択肢やボタンに、生徒の名前を書かないでください。頼む文のとおりに作ったページなら、ページのスクリプトが答えや点数を送ることはありません。AI が書いたコードに fetch や XMLHttpRequest、new Image、location、<form があれば、「入力をどこにも送らないように直して」と頼みます。

決まった家庭だけに開いてほしいときは、ページにパスワードをかけられます。パスワードは Pro(月 ¥1,800)と 1年パスの機能で、手順はガイド HTML ページにパスワードをかけて、知っている人だけに見せる方法 にあります。パスワードをかけても、名前や成績を載せない決まりは変えないほうが安全です。

Convika のアカウントを持ってページを公開するのは、先生です。生徒や保護者は、リンクを開くだけでアカウントはいりません。Convika を使える年齢は、利用規約 に書かれています。個人情報の扱いは プライバシーポリシー にあります。

生徒ごとにページを分けるなら

Free プランで公開できるのは 1 ページで、下書きを含めて 10 ページまで持てます。週ごとに入れかえれば、1 人のページは 1 つのままで増えません。

生徒ごとにページを公開するなら、Pro か 1年パスにします。どちらも 50 ページまで持て、ページの下の Convika の表示が消え、パスワードも使えます。

  • Pro 月額: 月 ¥1,800。はじめての公開で選ぶと、7 日間の無料期間から始まります(カードの登録がいります)。
  • 1年パス: ¥4,400 の 1 回払いで 365 日間、Pro の機能が使えます。自動で更新されません。

Free プランに含まれるのは、すべてのページの合計で月 10,000 ページビューです。生徒と保護者が毎週数回開くくらいなら、届く数ではありません。ワークスペース全体で月 10,000 ビューに達すると編集やアクセス解析が止まり、その 7 日後からは、翌月 1 日の午前 9 時(日本時間)になるか料金を支払うまでページも止まります。2026 年 10 月 23 日より前に作ったワークスペースは、2026 年 11 月 1 日の午前 9 時(日本時間)からこのとおりになります。プランごとの扱いは 料金ページ にあります。

教えるのを終えた生徒のページは、ページの画面の「公開停止」で止めます。そのリンクではページが開かなくなり、中身はアカウントに残ります。止めたページは下書きとして残り、下書きを含めて 10 ページのうちに数えます。

よくある質問

家庭教師が生徒ごとのページを無料で作れる?

Free プランで公開できる 1 ページまでなら作れます。ChatGPT や Claude に授業の内容を伝えて HTML のページを作ってもらい、Convika の Free プランで公開します。Free プランはカード登録なしで 1 ページを公開でき、下書きを含めて 10 ページまで持てます。生徒ごとにページを公開するなら、Pro か 1年パスにします。

保護者にだけ見せるには?

リンクを保護者にだけ送ります。ただし、リンクを知っている人はだれでも開けるので、転送されればその人も開けます。だから、ページには名前や成績を載せません。決まった人だけに開いてほしいときは、Pro か 1年パスでページにパスワードをかけて、パスワードを保護者にだけ伝えます。

生徒の名前を載せてもいい?

載せないでください。ページはリンクを知っている人ならだれでも開け、ファイル名やタイトルにローマ字で入れた名前は URL にも入ります。呼びかけは「今日の復習」で足ります。成績や学校名も同じで、保護者とのメッセージで直接伝えます。

毎週の更新で URL は変わる?

変わりません。ページの画面の「新しいバージョンのアップロード」から新しいファイルを入れて、「同じリンクで v2 を公開する」(次からは v3、v4 と数が増えます)を押せば、同じ URL のまま中身が入れかわります。保護者に送ったリンクも、プリントの QR コードも、そのまま使えます。

スマホで開ける?

開けます。保護者や生徒は、LINE やメールのリンクを押すか QR コードを読み取るだけで、スマホのブラウザで開きます。アプリもアカウントもいりません。頼む文に「スマホの縦画面で読みやすく」と書いておくと、確認テストのボタンも押しやすい大きさになります。

出典

次のステップ

HTML ページにパスワードをかけて、知っている人だけに見せる方法

JavaScript で作った画面は、ソースを開けばパスワードが読めてしまいます。ChatGPT や Claude で作った HTML をアップロードし、自分のドメインのままサーバー側で確かめるパスワード付きのページにする方法を説明します。

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授業で配る方法

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