生徒が AI で作った作品を、クラスの中だけで見せるリンクにする
要約
生徒が ChatGPT や Gemini で作ったゲームやクイズ、診断のページ(HTML)は、先生のアカウントで 1 作品ずつ公開し、そのリンクを Padlet や Classroom に貼れば、クラスの子が端末から開けます。Convika で公開するときに「限定公開」(Pro・1年パス)を選ぶと、検索結果にも Convika のギャラリーにも出しません。無料の「一般公開」は検索結果や Convika のギャラリーに出ることがあるので、Free プランなら HTML に noindex の 1 行を入れ、「このページをギャラリーに載せない」をオンにします。リンクは転送されれば開けるので、作品に本名や顔写真を入れないことが先です。
カード登録不要・公開1ページまで無料
目次
情報の時間に、生徒が ChatGPT や Gemini でゲームや 4 択クイズ、性格診断のページを作りました。発表の日にクラスで見せ合いたい。でも、だれでも検索で見つけられる場所には出したくない。
答えは、作品を 1 つずつ「リンクを知っている人が開けるページ」にして、そのリンクをクラスの Padlet や Classroom にだけ貼ることです。このページは、公開する前に先生が決めておくこと、検索に出さない公開のしかた、4 つの手順、作品が増えたときと学年末の片づけ方を順に説明します。
公開する前に、先生が決めておくこと
リンクは、受け取った人が転送すれば、クラスの外の人も開けます。どの公開のしかたを選んでも、ここは変わりません。だから最初に、作品の中身を見直します。
- 本名を入れない。 「作:2 年 3 組 山田花子」ではなく、ニックネームか出席番号にします。ゲームの最後に出る「作った人」の画面や、ページのタイトルも見ます。
- 顔写真と、学校がわかる写真を入れない。 制服、校舎、名札が写った写真も同じです。
- 連絡先を入れない。 メールアドレス、SNS のアカウント、住所。問い合わせ用の欄も消してもらいます。
- 保護者に見せるかを決めておく。 見せるなら、学級通信に載せるリンクや QR コードも、生徒の作品と同じ扱いになります。
AI の使い方そのものは、学校や自治体のきまりに従ってください。文部科学省は、学校で生成 AI を使うときの考え方を「初等中等教育段階における生成 AI の利活用に関するガイドライン(Ver.2.0)」にまとめています。
「クラスの中だけ」に近い公開のしかた
Convika で作品を公開するとき、公開の確認画面で「一般公開」か「限定公開」を選びます。
| 選ぶもの | 開けるのはだれか | 検索結果 | 料金 |
|---|---|---|---|
| 一般公開 | URL を知っている人ならだれでも | 出ることがある。Convika のギャラリーにも載ることがある | 無料 |
| 限定公開 | URL を知っている人(パスワードもアカウントもいらない) | 出さないよう検索エンジンに伝える。ギャラリーにも載せない | Pro・1年パス |
| パスワードを知っている人だけ | パスワードを伝えた人 | 中身は出ない | Pro の機能 |
生徒の作品なら、「限定公開」がいちばん手間がかかりません。HTML を書き換えなくても、検索結果にも Convika のギャラリーにも出しません。
Free プランのまま公開すると、無料の「一般公開」になります。一般公開のページは、検索結果や Convika のギャラリーに出ることがあります。止めるには、次の 2 つをします。
- 作品の HTML の head に
<meta name="robots" content="noindex">を 1 行入れる。Convika はアップロードされた HTML の meta タグを書き換えないので、この 1 行がそのまま検索エンジンに届きます。 - 公開したら、ページの「サイト設定」で「このページをギャラリーに載せない」をオンにする。どのプランでも無料です。
ギャラリーに載せるページは、Convika が選び、載せる前に中身を確かめます。人の名前や学校・クラスの名前、連絡先があるページは載せません。それでも、生徒の作品は自分で止めておくのが確かです。
検索エンジンに出さないよう伝える印(noindex)は、検索に出さないためのものです。リンクを知っている人が開くのは止めません。Google のドキュメントにも、noindex はページをインデックスに登録させないためのルールとして書かれています。
生徒の作品をリンクにして、クラスに配る 4 つの手順
生徒には、作品を HTML ファイル(.html)で出してもらいます。Classroom の課題にファイルを添付してもらうか、AI が出したコードをそのまま貼って送ってもらえば足ります。生徒が Convika に登録する必要はありません。
1. 作品のファイルかコードをボックスに入れる
ページのボックスに、作品の .html ファイル(2 MB まで)を「ファイルから」で選ぶか、「コードから」に切り替えてコードを貼り、「プレビューのリンクをつくる」を押します。
プレビューのリンクは 3 分間だけ開けます。このプレビューでは、安全のためページのスクリプトが止まっているので、ゲームやクイズが動くかは次の手順で確かめます。
2. ページを受け取り、生徒と同じ端末で動かす
「このページを受け取る(無料・カード不要)」を押して先生が登録すると、作品がアカウントに入ります。2 つ目からの作品も、同じボックスに入れて受け取ります。
ページの画面のプレビューで、ボタンを押し、最後まで遊んでみます。生徒が使うのと同じ Chromebook や iPad でも開いてください。ここで、さきほどの「本名・顔写真・連絡先」が残っていないかも見ます。
3. 「限定公開」か、noindex を入れた「一般公開」で公開する
ページの画面で「公開する」を押します。確認画面で「限定公開」を選び、はじめて公開するときに出る「公開プランを選ぶ」で 1年パスか Pro 月額プランを選ぶと、限定公開で公開されます。Free プランのままなら「一般公開」を選びます。一般公開のページは検索結果や Convika のギャラリーに出ることがあるので、手順 1 の前に HTML に noindex の 1 行を入れておき、公開したあとに「サイト設定」で「このページをギャラリーに載せない」をオンにします。
はじめて公開するときの「公開プランを選ぶ」では、「無料で公開する」か、Pro 1年パス(¥4,400・1 回払いで 365 日間、自動更新なし)か、Pro 月額プランを選びます。無料のまま公開すると一般公開になり、検索結果や Convika のギャラリーに出ることがあります。
4. リンクを Padlet か Classroom に貼る
公開すると 〇〇.convika.page のような URL ができます。「公開URL」の横の「コピー」でコピーして、クラスの Padlet にはリンク(🔗)として、Classroom には「資料」のリンクとして投稿します。くわしい操作は Padlet に HTML の教材を URL で投稿する方法と Classroom で HTML の教材を配る方法にあります。
発表の日に教室で映すなら、「QR コードを表示する」で QR コードを電子黒板に出せば、生徒は自分の端末で読み取って開けます。
作品が増えたとき:一覧のページとページ数
クラス全員の作品を並べるなら、作品のリンクを集めた「作品一覧」のページを 1 つ作ると、Padlet や Classroom に貼るリンクが 1 本で済みます。AI に「この URL のリストから、タイトルとリンクが並んだ一覧のページを HTML 1 ファイルで作って」と頼み、できたファイルを手順 1 から同じように公開します。
作品を直して新しい版を公開しても、その作品の URL は変わりません。一覧のページも、貼ったリンクも、そのまま使えます。
数えておきたいのは、1 作品で 1 ページを使うことです。Free プランで公開できるのは 1 ページ、Pro(1年パスを含む)は 50 ページまでです。一覧のページも 1 ページに数えます。
学年末に、公開を止める
発表が終わったら、作品ごとにページの画面で「公開停止」を押します。その URL では作品が開けなくなり、Padlet や Classroom に残ったリンクを押しても作品は出ません。ページの中身はアカウントに残るので、次の年にまた見せたくなったら、もう一度公開できます。
公開しているあいだ、ページの画面では、何人が開いたかがわかります。クラスのだれが開いたか、生徒がクイズで何点だったかは、Convika には残りません。
Convika でできないこと
- 生徒ごとのログイン。 ページを開くのに、生徒のアカウントは使いません。だれが見たかを名前で知ることもできません。
- クラスで管理する画面。 作品は先生のアカウントの 1 ページずつです。クラス単位でまとめて公開・停止するボタンはありません。
- リンクの転送を止めること。 URL を知っている人は開けます。限定公開でも同じです。
よくある質問
生徒の作品を限定公開できる?
できます。Convika で公開するときに「限定公開」(Pro・1年パス)を選ぶと、URL を知っている人だけが開けるリンクになり、検索結果にも Convika のギャラリーにも出しません。Free プランの「一般公開」は検索結果や Convika のギャラリーに出ることがあるので、HTML に noindex の 1 行を入れて公開し、「このページをギャラリーに載せない」をオンにします。YouTube の「限定公開」と同じで、リンクが転送されれば、受け取った人も開けます。
生徒の作品が検索に出ないようにするには?
検索エンジンに、結果に出さないよう伝えます。HTML の head に <meta name="robots" content="noindex"> を入れるのが、どこで公開しても使える方法です。Convika なら「限定公開」を選ぶだけで、HTML を書き換えずに同じことができます(Pro・1年パス)。すでに検索結果に載ったページが消える時期は、検索エンジンしだいです。
作品のページにパスワードは付けられる?
付けられます。公開するときに「パスワードを知っている人だけ」を選びます。Pro(月 ¥1,800)の機能です。ただ、クラス全員と保護者に同じパスワードを配ることになり、配ったパスワードはリンクと同じように広がります。生徒の作品を見せ合うだけなら、検索に出さないリンクで足りることが多いです。
生徒の作品を消したいときは?
ページの画面で「公開停止」を押すと、その URL では作品が開けなくなります。中身はアカウントに残り、あとで公開し直せます。Padlet や Classroom に貼ったリンクは、先生がそれぞれの画面で投稿を消してください。
保護者にも作品を見せられる?
見せられます。作品一覧のページの URL を学級通信に載せるか、「QR コードを表示する」から「PNG 画像を保存する」で QR コードの画像を作って刷ります。保護者もアカウントなしで開けます。ただし、通信を受け取った家庭からさらにリンクが広がることもあるので、作品に本名や顔写真がないことを先に確かめてください。
生徒が自分で登録して公開できる?
Convika の利用規約では、13 歳未満の人は使えません。18 歳未満の生徒は、保護者の同意を得てから使います。小学生や中学生の作品は、先生のアカウントで公開するのがいちばん簡単です。生徒は HTML ファイルを渡すだけで済みます。
出典
- noindex を使用してコンテンツをインデックスから除外する(Google 検索セントラル) (2026 年 10 月 20 日に確認)
- 生成AIの利用について(文部科学省) (2026 年 10 月 20 日に確認)
次のステップ
HTML ページにパスワードをかけて、知っている人だけに見せる方法
JavaScript で作った画面は、ソースを開けばパスワードが読めてしまいます。ChatGPT や Claude で作った HTML をアップロードし、自分のドメインのままサーバー側で確かめるパスワード付きのページにする方法を説明します。
関連記事
- Padlet(パドレット)にAIで作ったHTML教材やページをURLで投稿する方法ChatGPTやGemini、Claudeで作ったHTMLの教材やクイズをPadlet(パドレット)のボードに投稿する方法。HTMLをURLにしてリンクで貼れば、生徒はChromebookやiPadからタップで開けます。差し替えも同じURLでできます。
- AI で作った HTML の教材を、Classroom で生徒に配るClassroom に HTML ファイルを添付すると、生徒に届くのはファイルです。ChatGPT や Gemini、Claude で作った教材やゲームを URL にして「資料」や「課題」にリンクで投稿する手順と、リンクで提出してもらう方法を説明します。
- HTML のページを限定公開する:検索に出さないことと、開ける人を限ることHTML の「限定公開」は 2 つあります。検索に出さないなら noindex の 1 行、URL を知らない人に開かせないならパスワードです。YouTube の限定公開との違いと、それぞれの手順を説明します。
- 家庭教師・塾の先生が、生徒ごとの宿題・復習ページを AI で作ってリンクで渡す授業のあとに、生徒 1 人ずつの復習ページを ChatGPT や Claude で作り、保護者にリンクで送る方法です。載せること、頼む文、毎週同じ URL での差し替え、見られたかの確かめ方、名前や成績を載せない理由、生徒ごとにページを分けるときのプランまで。
- 文化祭のクイズ大会を AI で作る。プロジェクターに映す形と、来た人のスマホで解く形文化祭・学園祭のクイズ大会の出し物を、ChatGPT や Claude、Gemini で HTML ファイル 1 つにして公開する方法です。チーム対抗をプロジェクターに映す形、QR コードから来た人のスマホで解く形、頼む文、当日の置き方、学校のルールまで。
- ChromebookでHTMLファイルを開く・作成してクラスに配る方法ChromebookでHTMLファイルを「ファイル」アプリやChrome(Ctrl + O)から開く方法、作成・編集の手順を解説。学校の端末で開けないときや、AIで作ったHTMLをURLやQRコードでクラス全員に配る方法も紹介します。