クラス対抗のクイズを AI で作って、電子黒板やプロジェクターで使う

要約

クラス対抗クイズは、問題と 3〜4 チームの得点ボタンを 1 画面にまとめた HTML のページにして、電子黒板やプロジェクターに映します。AI には「答えを見る」「次の問題」と各チームの +1・取り消しを、どれも高さ 44 px 以上のボタンで作るよう頼みます。得点は映しているブラウザの中に残り、生徒の名前やログインは使いません。Convika のテンプレート「クラス対抗クイズ」なら、教科と範囲を入れるだけで Convika の AI が作ります。公開すれば、教室のどの端末からも同じ URL で開けます。Free プランは無料です。

クイズを無料で公開する

Free プラン: カード登録なし、公開 1 ページまで

目次

授業の最後の 10 分、班ごとに競う復習クイズをしたい。問題を電子黒板に大きく出して、答えがわかった班が手を挙げ、先生が正解の班に点を入れる。紙の得点表を書きながら問題をめくるのは大変ですが、問題と得点が 1 画面にそろったページなら、先生はボタンを押すだけで進められます。

このページは、そのクラス対抗クイズを AI に作ってもらう頼み方と、電子黒板やプロジェクターで開くまでの手順を説明します。生徒が自分のタブレットで 1 人ずつ解く 4 択の小テストなら、ガイド 生成 AI で作った小テストを、URL で生徒全員に配る が向いています。

クラス対抗クイズの画面に必要なもの

教室の前に映して、先生が 1 台で動かすクイズです。生徒は端末を使わず、手を挙げるか、班のホワイトボードで答えます。画面に要るのは次のものです。

  • 問題と選択肢を大きく。 教室のいちばん後ろの席から読める文字の大きさにします。
  • 「答えを見る」ボタン。 押すと正解の選択肢が強調されます。
  • チームごとの +1 と取り消し。 押しまちがえても、1 点ずつ戻せるようにします。
  • 「次の問題」ボタン。
  • 画面の上に、いつも各チームの得点。 逆転が見えると、教室が盛り上がります。
  • 最後に順位と得点の発表画面。

チームの数は 2〜4 にしておくと、得点ボタンが 1 画面に収まります。チーム名は画面で変えられるようにして、「1 班」「赤組」のような名前にします。生徒の名前は入れません。

ボタンは高さ 44 px 以上に

電子黒板では、先生が画面の前に立って指でボタンを押します。小さなボタンは押しまちがいのもとです。ウェブのアクセシビリティの基準 WCAG 2.2 は、より厳しい AAA の達成基準として、押す対象を「at least 44 by 44 CSS pixels」としています(Understanding Target Size (Enhanced)、2026 年 10 月 20 日に確認)。頼む文に「すべてのボタンは高さ 44px 以上」と書くのは、この大きさに合わせるためです。

AI への頼み方

ChatGPT、Claude、Gemini のどれでも、次の文を貼り、【】の中を授業に合わせて書きかえて送ります。Convika のテンプレート「クラス対抗クイズ」のページにも、同じ指示文を載せています。

教室のスクリーンに映して使う、チーム対抗のクイズのページをつくってください。

- 教科と範囲: 【中学2年 英語 過去形】
- 問題: この範囲から【10】問つくる。1 問に正解 1 つと、まちがいの選択肢 3 つ。答えに自信のない問題は入れない
- チームは【3】チーム。チーム名は画面で変えられる
- 進め方: 問題を大きく表示 →「答えを見る」で正解を強調 → 正解したチームのボタンで 1 点(押しまちがいは取り消せる)→「次の問題」
- 画面の上に、チームごとの得点をいつも表示する。最後の問題のあとに、順位と得点の発表の画面
- 教室の後ろの席からも読めるように、問題は大きな文字
- チームの +1 と取り消し、「答えを見る」「次の問題」、選択肢まで、すべてのボタンは高さ 44px 以上(min-height: 44px)
- 再読み込みしても得点が消えないよう、ブラウザに保存する(ほかへは送らない)。「最初からやり直す」で消せる
- 生徒の名前やログインは使わない
- HTML ファイル 1 つで、CSS と JavaScript もその中に書く。画像ファイルは使わない

自分で作った問題を使うときは、「問題」の行を消して、「問題 / 正解 / ほかの選択肢」の形で 1 行に 1 問ずつ書き足します。

AI が作った問題は、授業で使う前に先生が 1 問ずつ確かめます。とくに見るのは次の 3 つです。

  • 正解が本当に正しいか、ほかの選択肢に正解がまぎれていないか
  • 習っていない語や内容が入っていないか
  • 最後まで進めて、発表画面の順位と得点が合っているか

Convika の AI に作ってもらう

ChatGPT とのやり取りを省きたいなら、テンプレート「クラス対抗クイズ」のページで「クイズをつくる」を押して登録します。教科と範囲、問題の数(5〜20)、チームの数を入れると、Convika の AI がページを作り、プレビューで試せます。問題を自分で書くこともできます。1 ページに AI クレジットを 1 使い、新しいアカウントには 10 クレジット付いています。

単語カードと小テスト、理科・数学シミュレーションなど、授業で使えるほかのテンプレートは、AI でクイズ・ゲーム・診断のページをつくるに一覧があります。

クラス対抗クイズを電子黒板で開く 4 つの手順

ChatGPT や Claude で作ったクイズを公開する手順です。Convika の AI で作ったときは、手順 3 から同じです。

1. HTML のファイルかコードを用意する

AI の答えのコードをすべてコピーするか、ダウンロードした .html ファイルを用意します。

2. ボックスに入れて、ページを受け取る

ページのボックス に、.html か .htm のファイル(2 MB まで)を「ファイルから」で選ぶか、「コードから」に切り替えて貼り付け、「プレビューのリンクをつくる」を押します。登録はいりません。

このプレビューは見た目を確かめるためのもので、3 分間だけ開けます。安全のためスクリプトを止めているので、ボタンを押しても得点は入りません。「このページを受け取る(無料・カード不要)」を押して登録すると、ページがアカウントに入ります。

3. 授業の前に、映す端末で試す

ページの画面の「プレビューを開く」から、クイズを最後まで進めてみます。できれば、授業で使う電子黒板の PC かタブレットで開きます。後ろの席から問題が読めるか、指でボタンを押しやすいか、再読み込みしても得点が残るかを見ます。

4. 公開して、電子黒板で開く

「公開する」を押します。はじめて公開するときは「公開プランを選ぶ」の画面が出るので、料金をかけないなら「無料で公開する」を選びます。

確認の画面で無料のまま選べるのは「一般公開」です。URL を知っている人ならだれでも開け、検索結果や Convika のギャラリーに出ることがあります。生徒の名前が入っていないクイズなら、一般公開でかまいません。検索にもギャラリーにも出したくないときは「限定公開」を選びます(Pro・1年パス)。

公開すると yourpage.convika.page のような URL ができます。電子黒板の PC のブラウザでその URL を開き、全画面にして使います。URL を毎回打たなくてすむように、電子黒板の PC のブラウザでブックマークしておきます。先生のタブレットから開くなら、ページの画面の「QR コードを表示する」で出した QR コードを読み取るのが早道です。手順は HTML ファイルを QR コードにする方法 にあります。

得点はどこに残るか

頼む文のとおりに作ったクイズは、得点をそのブラウザの localStorage に保存します。MDN の説明 では、localStorage のデータは「ブラウザーのセッションを跨いで保存されます」(2026 年 10 月 20 日に確認)。授業の途中で再読み込みしても、得点は消えません。

残るのは、そのブラウザの、そのページのアドレスの中だけです。

  • 別の端末では引き継がれない。 1 時間目に電子黒板で入れた得点は、職員室の PC で開いても出てきません。
  • プライベートブラウズでは消える。 MDN によると、プライベートブラウズのページの localStorage は、最後のプライベートタブを閉じたときに消えます。
  • ファイルのまま開くと、保存できないことがある。 MDN は、localStorage がエラーになる場合として、オリジンが「file: や data: スキームを使うとき」を挙げています。USB メモリの HTML ファイルを直接開くと、再読み込みで得点が消えるブラウザがあります。公開した URL で開けば、この心配はありません。

次の授業で新しく始めるときは、「最初からやり直す」で得点を消します。得点を記録として残したいときは、発表画面を写真に撮っておくのが確かです。

授業でクイズが増えてきたら

単元ごとにクイズを作ると、ページが増えていきます。使い方は 2 つあります。

  • 1 つの URL で中身を入れかえる。 ページの画面の「新しいバージョンのアップロード」で次の単元のクイズを入れて公開しても、URL は変わりません。電子黒板のブックマークや QR コードをそのまま使えます。
  • 単元ごとに別のページにする。 前の単元のクイズも残して、復習でまた使えます。Free プランでは 1 ページを公開できます。

同じ学年の先生と使い回すなら、URL を共有するだけで、それぞれの教室の電子黒板で開けます。

生徒の名前を入れない

クラス対抗クイズは、チームの名前だけで動きます。生徒の名前や出席番号、顔写真は、問題にもチーム名にも入れないでください。教室の画面に映すつもりのページでも、公開した URL は、知っている人ならだれでも開けます。

問題に生徒の作品や発言を使いたいときは、名前を伏せて、クラスの外に出ても困らない形にしてから入れます。

学校の端末やネットワークで開けないとき

公開した URL が電子黒板の PC で開けないときは、次の順に確かめます。

  1. 先生の個人のスマホで開けるか。 開けるなら、ページは公開できています。
  2. 学校のネットワークのフィルタリング。 学校によっては、見られるサイトが決まっています。情報担当の先生や ICT 支援員に、ページのアドレス(yourpage.convika.page など)を見せて、開けるようにしてもらえるか聞きます。
  3. ブラウザが古くないか。 古いブラウザでは、AI が書いたスクリプトが動かないことがあります。

学校で決まったドメインしか開けないときは、Free プランでも、持っている独自ドメインのサブドメイン(www.example.com など)を 1 つつなげます。example.com のようなルートドメインはつなげません。学校のネットワークで、どのアドレスなら開けるかは学校ごとに違うので、Convika からは確かめられません。

Convika でできないこと

  • 一人ひとりの答えや点数を集めること。 このクイズは、先生が 1 台で動かす前提です。生徒ごとの結果を集めたいときは、Google フォームのテストやロイロノートのテストカードが向いています。違いはガイド 生成 AI で作った小テストを、URL で生徒全員に配る で比べています。
  • 生徒のタブレットからの早押し。 生徒の端末のボタンを電子黒板の画面につなぐ作りは、Convika のページでは動きません。ページが通信できるのは、自分のアドレスだけだからです。
  • 得点を端末をまたいで残すこと。 得点はクイズを映したブラウザの中だけに残ります。

よくある質問

AI でクラス対抗クイズは作れる?

作れます。ChatGPT や Claude、Gemini に、問題と 3〜4 チームの得点ボタン、「答えを見る」「次の問題」を 1 画面にまとめた HTML ファイル 1 つを頼みます。Convika のテンプレート「クラス対抗クイズ」なら、教科と範囲を入れるだけで Convika の AI が作ります。

児童生徒の個人情報は入る?

頼む文のとおりに作れば、入りません。使うのはチームの名前だけで、生徒の名前やログインは使いません。得点はクイズを映したブラウザの中に保存され、ほかへは送られません。問題やチーム名に、生徒の名前を書かないようにしてください。

点数は残る?

クイズを映しているブラウザには残ります。再読み込みしても消えず、「最初からやり直す」で消せます。別の端末には引き継がれず、生徒ごとの点数も集まりません。記録として残すなら、最後の発表画面を写真に撮っておきます。

無料で何ページ作れる?

Convika の Free プランでは、カード登録なしで 1 ページを公開できます。無料で選べる「一般公開」のページは、検索結果や Convika のギャラリーに出ることがあります。1 つのページの中身を単元ごとに入れかえれば、URL を変えずに使い続けられます。Convika の AI で作るときは、1 ページに AI クレジットを 1 使います。

学校の端末でリンクが開かないときは?

まず先生のスマホで開けるかを見ます。スマホで開けて学校の端末で開けないなら、学校のネットワークのフィルタリングが考えられます。情報担当の先生や ICT 支援員に、ページのアドレスを伝えて相談してください。

出典

次のステップ

HTML ページにパスワードをかけて、知っている人だけに見せる方法

JavaScript で作った画面は、ソースを開けばパスワードが読めてしまいます。ChatGPT や Claude で作った HTML をアップロードし、自分のドメインのままサーバー側で確かめるパスワード付きのページにする方法を説明します。

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クラス対抗クイズを、教室で開ける URL に

AI が書いた HTML を入れて公開するだけ。電子黒板の PC でも、先生のタブレットでも、同じ URL で開けます。

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