Gemini の Canvas で作ったものを、生徒全員に届ける方法

要約

Gemini の Canvas で作ったゲームやクイズは、Google Workspace for Education の学校なら Gemini から Google Classroom の課題や投稿に共有できます。共有するには、Google の 2026 年 6 月 29 日の発表のとおり、先生と生徒が Gemini をオンにしたグループか組織部門に入っている必要があります。生徒が Gemini を使えない学校、生徒に Google のアカウントがない学校、チャットを消してもリンクを残したいときは、Canvas のコードを Convika で公開して URL を配ります。生徒はアカウントなしで、ブラウザで開けます。公開したページは管理画面で QR コードにでき、直した版も同じ URL のまま公開できます。このページのボックスにコードを貼ると、登録なしで見え方を確かめられます。生徒に配るのは、Free プランでページを受け取って公開した URL です。

生徒に配る URL をつくる

Free プラン: カード登録なし、公開 1 ページまで、フォームは月 50 件まで

目次

Gemini の Canvas で、漢字の読みを当てるゲームができた。次の授業で、生徒にタブレットで遊ばせたい。Classroom に共有できると聞いたが、うちの生徒は Gemini を使えない。そもそも iPad の学校で、生徒に Google のアカウントがない。

このページは、Gemini から Classroom に共有する方法と、Gemini の共有リンクを開ける人を確かめたうえで、Canvas のコードを URL と QR コードにして配る手順を説明します。Google の発表とヘルプは、2026 年 10 月 16 日に確かめました。

Canvas で作ったのが理科や数学のシミュレーションなら、配る前に確かめることは、ガイド 理科・数学のシミュレーションを AI で作って配る にまとめてあります。

Gemini から Classroom に共有する

Google の Workspace Updates ブログの 2026 年 6 月 29 日の記事 によると、先生も生徒も、年齢を問わず、Canvas で作ったウェブサイト、クイズ、ゲーム、インフォグラフィックを、Classroom の課題や投稿に添付できます。

手順は「Share」から「Share to Classroom」を選び、共有するクラスか課題を選びます。日本語の画面でのボタンの名前は、2026 年 10 月 16 日の時点で、Google の日本語のヘルプに載っていません。

使えるかどうかは学校の設定で決まります。記事に書かれた条件は、次の 4 つです。

  • エディション。 Google Workspace for Education の Education Fundamentals、Education Standard、Education Plus で使えます。
  • 管理者の設定。 Classroom への共有は既定でオンです。管理コンソールの新しい設定で管理者が切り替えます。先生や生徒が自分で切り替える設定はありません。
  • Gemini のグループ設定。 共有するには、先生と生徒が、Gemini をオンにしたグループか組織部門に入っている必要があります。
  • ドライブの共有設定。 共有は、学校のドライブの共有設定に従います。ドライブのファイルを組織の外に共有できる学校なら、Gemini で作ったものも同じです。

Gemini がオフの生徒が、Classroom に共有されたものを開けるかどうかは、記事に書かれていません。授業で使う前に、生徒のアカウントで 1 度開いてみるか、学校の管理者に確かめてください。

Gemini の共有リンクを開ける人

Classroom を使わずに、Gemini の共有で作ったリンクを配る方法もあります。学校の Google アカウントでは共有のしかたが 2 つあり、開ける人が違います。

Google Workspace の管理者向けヘルプ Gemini アプリの会話の共有をオンまたはオフにする(2026 年 10 月 15 日更新)に記載された内容は次の 2 つです。

  • ドライブで共有する(既定でオン)。 会話は Google ドライブで共有され、ヘルプの言葉では「Google アカウントにログインしているユーザーのみが、これらのファイルを開くことができます」。学校のドライブの共有設定がそのまま当てはまるため、組織の外への共有を止めている学校では、学校の外の人に共有できません。
  • 公開リンクで共有する(既定でオフ)。 管理者がオンにすると、g.co/gemini/share で始まるリンクを作れます。ヘルプの言葉では「リンクを知っている人は誰でも会話を読むことができます」。Canvas のヘルプ によると、共有リンクは gemini.google.com でのみ開き、Gemini のモバイルアプリでは開けません。

どちらも、共有した時点のスナップショットです。チャットの共有のヘルプ によると、公開リンクを作ったあとでチャットを直しても、共有したページの中身は変わりません。

公開リンクは、もとのチャットが Gemini アプリ アクティビティに残っているあいだだけ公開されます。管理者向けヘルプ Gemini アプリをオンまたはオフにする によると、学校のアカウントの会話の履歴は既定で 18 か月保存され、管理者は 3 か月か 36 か月に変えたり、履歴をオフにしたりできます。

開いた人数とパスワードについては、どのヘルプにも説明がありません。3 つの配り方を比べた違いは、下の表に続きます。

生徒への配り方Gemini から Classroom に共有Gemini の公開リンクConvika で公開した URL
使える条件Education Fundamentals・Standard・Plus。先生と生徒が、Gemini をオンにしたグループにいる学校のアカウントでは、管理者がリンクでの共有をオンにしたときFree プランで公開する
開く場所Classroom の課題や投稿gemini.google.com だけブラウザで、ページだけのアドレスを開く
生徒のアカウント学校の Google アカウントで Classroom に入る「リンクを知っている人は誰でも」読めるいらない
直したとき記事に説明なし共有したときのまま新しいバージョンを公開すると、同じ URL で開く
開いた人数記事に説明なしヘルプに説明なし訪問数でわかる

URL で配るほうがいい 4 つの場合

  • 生徒の Gemini がオフになっている。 Classroom への共有は、先生と生徒が Gemini をオンにしたグループにいることが条件です。Convika で公開した URL なら、生徒が Gemini を使えなくてもブラウザで開けます。
  • 生徒に Google のアカウントがない。 iPad とロイロノートで授業をしている学校などです。ドライブで共有した Gemini の会話は、Google アカウントにログインした人しか開けません。ロイロノートで送る手順は、ガイド AI で作った教材やクイズを、ロイロノートで生徒に配る方法 にあります。
  • チャットを消しても、リンクを残したい。 Gemini の公開リンクは、もとのチャットが消えると消えます。Convika で公開したページの URL は、「公開停止」を押すまで変わりません。
  • 何人が開いたかを知りたい。 Convika なら、公開したページの訪問数で、開いた人数の目安がわかります。Free プランでも直近 90 日分見られます。だれが開いたかはわからず、自分で開いた分も数えます。

どの場合も、配るのは Canvas のコードから作ったページです。

Gemini の AI を使う機能(アプリの中で文章や画像を作るもの)と、アプリに保存したデータは、Gemini の外では動きません。オンラインのランキングのように、ほかのサイトと通信する処理も動きません。ブラウザに保存するベストスコアは残ります。

くわしくは Gemini の外で動かないもの と、ガイド ChatGPT・Claude・Gemini で作ったゲームを、友だちがログインなしでスマホで遊べるように公開する にあります。

Gemini で作った教材を、URL と QR コードにする 4 つの手順

ボックスで作るプレビューのリンクが開けるのは 3 分間 だけです。だから QR コードにも Classroom の投稿にも入れません。

生徒に配る前に、ページを Convika で公開します。

1. Canvas のコードを、ボックスに貼り付ける

Canvas パネルの右上にある「コード」を押して、コードをすべてコピーします。

フォームがあるときや、Canvas が React のアプリを作ったときの頼み方は、Canvas からコードをコピーする にあります。アプリに Gemini の AI を使う機能が入っているなら、先に Gemini へ「AI の機能とデータの保存を外して、1 つの HTML ファイルで動くようにして」と頼んでください。

ページ冒頭のボックス を「コードから」に切り替えてコードを貼り付け、「プレビューのリンクをつくる」を押します。アカウントもメールアドレスもいりません。貼り付けられるのは 2 MB までです。

このプレビューではスクリプトを止めているため、ゲームやクイズは動きません。確かめるのは、文字と色とレイアウトです。

2. ページを受け取って、遊んで確かめる

「プレビューができました」と出たら、「このページを受け取る(無料・カード不要)」を押して登録します。ページがそのままアカウントに入り、スクリプトも動くようになります。プレビューの時間が過ぎても、同じ画面から受け取れます。

サイトの画面で「プレビューを開く」を押し、ゲームやクイズを最後まで遊んで、ボタンが押せるか、答え合わせが正しいかを確かめます。

3. 公開する

サイトの画面で「公開する」を押すと、確認の画面で無料の「一般公開」を選べば、URL を受け取った生徒はパスワードやアカウントなしで開けます。一般公開のページは Google などの検索結果や Convika のギャラリーに出ることがあるので、出したくないときは「限定公開」を選びます(Pro・1年パス)。クラスの外に見せたくないときは「パスワードを知っている人だけ」も選べます(違いはHTML のページを限定公開するにあります)。公開すると yourpage.convika.page のようなアドレスになり、この URL は「公開停止」を押すまで変わりません。Free プランに含まれるのは、すべてのページの合計で月 10,000 ページビューです。

Free プランはカード登録なしで使え、1 ページを公開できます。公開したページの下端には、Free では小さく Convika の帯が入ります(Pro で消せます)。

4. QR コードを表示して、生徒に配る

サイトの画面の「公開URL」の横にある「QR コードを表示する」を押すと、「このページの QR コード」が大きく開き、その下に URL も大きな文字で出ます。

教室のスクリーンや電子黒板にそのまま映して、生徒にタブレットのカメラで読み取ってもらいます。「PNG 画像を保存する」を押すと画像で保存でき、スライドやプリントに貼れます。

Classroom には、公開した URL をリンクとして投稿します。

QR コードと Classroom のリンクで配る

  • QR コードを映す。 iPad と Chromebook のカメラでの読み取り方は、HTML ファイルを QR コードにする方法 で、Apple と Google のヘルプから説明しています。読み取れない生徒のために、URL も黒板に書いておきます。
  • Classroom の資料に、リンクとして投稿する。 Classroom のヘルプ 授業ページに資料を追加する によると、クラスの「授業」を開き、上部の「作成」から「資料」を選んで、タイトルと説明を入力します。「追加」から「リンク」を選んで公開した URL を入れ、「投稿」をクリックします。課題として出す手順と、生徒にリンクで提出してもらう方法は、ガイド Google Classroom で HTML の教材やゲームを配る方法 にあります。

HTML ファイルのまま Classroom に添付すると、生徒に届くのはファイルで、ページとして開けるかどうかは端末とアプリしだいです。たとえば iPad の「ファイル」アプリで .html のファイルを開くとプレビューになります。Apple のシミュレーターで iPadOS 26.3 を試したところ、JavaScript が動きませんでした(HTML ビューアー の「iPad・Chromebook で HTML ファイルを開く方法」に結果があります)。ファイルで受け取った HTML を開くなら、心当たりのないファイルは開かずに、送った人に確かめてください。心当たりのあるファイルは、ブラウザで HTML ビューアーを開き、「HTML ファイルを選ぶ」から選ぶと、スクリプトも動く状態で表示できます。ファイルはアップロードされません。少しでも気になるファイルは、選ぶ前に「スクリプトを動かす」のチェックを外します。外すと、ページのスクリプトは動かず、フォームも送信されません。

直しても、生徒に配った URL と QR コードは変わらない

授業のあとで誤字が見つかったり、問題を増やしたくなったりしたら、Gemini で直したコードを、同じページの新しいバージョンにします。

サイトの画面の「新しいバージョンのアップロード」で「ファイルから」か「コードから」を選び、直したファイルかコードを入れて、「新しいバージョンとしてアップロードする」を押します。アップロードに AI クレジットは使いません。「プレビュー v2 ができました」のように出たら、プレビューで確かめてから「同じリンクで v2 を公開する」を押し、確認の画面で「公開する」を押します。公開するまで、生徒には前のバージョンが表示されます。

印刷した QR コードも、Classroom に投稿したリンクも、そのまま新しいバージョンを開きます。ページ冒頭のボックスや、管理画面の HTML ファイルのアップロードからコードを入れ直すと、別の URL の新しいページになります。直すときは、そのページのサイトの画面から入れます。

サイトの画面の「AIで改善」に直したい点を書いても、Claude・Codex など、お使いの MCP クライアントから直したコードを保存しても、同じ URL のまま直せます。「AIで改善」は、標準のモデルなら 1 回 1 クレジットです。Free プランには最初に 10 クレジットが付きます。

Gemini の共有は、共有したときのスナップショットです。チャットの共有のヘルプによると、公開リンクを作ったあとでチャットを直しても、共有したページは変わりません。

授業で使う前に確かめること

  • 生徒の端末 1 台で開く。 学校の Web フィルターが、知らないサイトをブロックすることがあります。授業の前に、生徒の端末 1 台で URL を開き、ゲームが動くかを確かめます。
  • 最初に出る Cookie の案内を消す。 公開したページを初めて開くと、画面の下に Cookie の案内が出ます。日本語のページなら、「分析 Cookie を拒否する」か「分析 Cookie を許可する」を押すと消えます。ページの下のほうにあるボタンに重なることがあるので、生徒には最初にどちらかを押してもらいます。
  • 名前や成績を書かない。 無料の「一般公開」で公開したページは、URL を知っている人ならだれでも開け、検索結果や Convika のギャラリーに出ることもあります。生徒の名前や成績のように、クラスの外に出したくないことは、ページに書きません。クラスの人だけに見せたいなら、公開の確認画面で「パスワードを知っている人だけ」を選び、パスワードを生徒に伝えます。パスワードは Pro(月 ¥1,800)の機能です。見る人の画面は、ガイド HTML ページにパスワードをかけて、知っている人だけに見せる方法 で説明しています。
  • 点数は集まらない。 HTML のクイズは、生徒が自分で解いて答えを確かめる練習用です。生徒ごとの点数を残したいなら、Google のヘルプ Google フォームでテストを作成、採点する にある「テストにする」のように、点数を記録する機能を使います。

QR コードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

よくある質問

Gemini で作ったゲームを生徒に共有するには?

学校の Google Workspace for Education で先生と生徒が Gemini をオンにしたグループにいるなら、Canvas から Classroom の課題や投稿に共有できます。生徒が Gemini を使えない学校や、生徒に Google のアカウントがない学校では、Canvas のコードを Convika に貼り付けて公開し、その URL を配ります。サイトの画面の「QR コードを表示する」で出る QR コードを映せば、生徒はタブレットのカメラで読み取って開けます。生徒にアカウントはいりません。

Gemini の Canvas から Classroom に共有できる?

Canvas の「Share」から「Share to Classroom」を選び、クラスか課題を選ぶと共有できます。Google の 2026 年 6 月 29 日の記事によると、使えるのは Education Fundamentals、Education Standard、Education Plus で、管理者の設定は既定でオンです。共有するには、先生と生徒が、Gemini をオンにしたグループか組織部門に入っている必要があり、学校のドライブの共有設定に従います。ボタンが見当たらないときは、学校の管理者に設定を確かめてもらってください。

Gemini の共有リンクが生徒のタブレットで開けないときは?

確かめることは、Gemini のモバイルアプリで開いていないか、ドライブでの共有設定、もとのチャットの削除の 3 つです。まず、Gemini のモバイルアプリで開いていないかを確かめます。Canvas のヘルプによると、共有リンクは gemini.google.com でしか開きません。次に、学校のアカウントでドライブで共有した会話は、Google アカウントにログインした人しか開けず、学校のドライブの共有設定も当てはまります。最後に、チャットの一部が Gemini アプリ アクティビティから消えると、公開リンクも消えます。生徒に Google のアカウントがないときは、Canvas のコードを Convika で公開して、その URL を配ります。

Gemini の共有リンクに有効期限はある?

決まった期限はありませんが、ずっと開けるとは限りません。チャットの共有のヘルプによると、公開リンクは、もとのチャットが Gemini アプリ アクティビティに保存されているあいだだけ公開され、チャットの一部が削除されると公開リンクも削除されます。学校のアカウントでは、会話の履歴は既定で 18 か月保存され、管理者は 3 か月か 36 か月に変えられます。Convika で公開したページの URL は、「公開停止」を押すまで変わりません。

Gemini は中学生や高校生でも使える?

学校の Google Workspace for Education のアカウントなら、学校の管理者がオンにしていれば、中学生や高校生も利用できます。Google の管理者向けヘルプには「すべての年齢の Google Workspace for Education ユーザーが利用できます」と書かれています。ただし同じヘルプによると、既定で Gemini アプリを使えるのは 18 歳以上のユーザーで、生徒が使えるかどうかは、学校の管理者がグループや組織部門ごとに決めます。Canvas は 18 歳未満でも使えますが、Canvas のヘルプによると、共有された Canvas をコピーして編集する機能と、アプリに AI を加える機能は、18 歳未満は使えません。

Gemini でクイズを作るにはどうすればいい?

Canvas を選んで「… の理解度をチェックするためのクイズを作成して」と頼んで作ります。Google の Canvas のヘルプにこの例があります。生徒に URL で配るなら、続けて「1 つの HTML ファイルで動くクイズのアプリにして。CSS と JavaScript もすべて中に入れて」と頼み、Canvas パネルの右上に「コード」が出ることを確かめます。コードを Convika に貼り付けて公開すると、生徒がブラウザで解けるクイズになります。生徒ごとの点数は集まらないため、記録したいときは Google フォームのテストを使います。4 択クイズの頼み方と配り方は、ガイド 生成 AI で作った小テストを、URL で生徒全員に配る にまとめてあります。

次のステップ

HTML ページにパスワードをかけて、知っている人だけに見せる方法

JavaScript で作った画面は、ソースを開けばパスワードが読めてしまいます。ChatGPT や Claude で作った HTML をアップロードし、自分のドメインのままサーバー側で確かめるパスワード付きのページにする方法を説明します。

関連記事

授業で配る方法

記事を共有する

Gemini を使えない生徒にも同じ URL で届く

Canvas のコードを貼り付けて公開すれば、生徒がブラウザで開ける URL と QR コードになり、直した版も同じ URL のまま公開できます。

生徒に配る URL をつくる

Free プラン: カード登録なし、公開 1 ページまで、フォームは月 50 件まで